サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」中山美穂の不倫が美談になるワケ コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第222回】 中山美穂、“不倫”を恋愛ストーリーに! マスコミ裏ワザ総結集のウルトラQ報道の手口 2014/05/27 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!中山美穂宇多田ヒカルASKA 「女性自身」6月10日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 朝日新聞がスクープした福島第一原発の「吉田調書」は衝撃的だった。ほんの少しの状況差で首都圏まで避難区域になっていた危険性が高かったということが、より鮮明な事実として突きつけられたのだから。しかも待機命令が出ていたのに、東電職員の9割が我先にと逃げ出していたとは。安倍首相が集団的自衛権演説で、国民の命を守るなんて声高に主張していたが、こんな惨事後も原発再稼動だって。ちゃんちゃらおかしい。 第222回(5/23~27発売号より) 1位「中山美穂 選んだ『母より女』の人生決意『10歳長男親権を捨てても新恋人と!』」(「女性自身」6月10日号) 1.5位「スクープ撮 中山美穂に新恋人! 『もう迷わない、私の人生』」(「女性セブン」6月5日号) 同「中山美穂 離婚まだなのに新恋人も フランス式離婚のせいで辻仁成から逃げられない」(「週刊女性」6月10日号) 2位「宇多田ヒカル 家族に明かした夫婦のこれから…『私、イタリア料理店野マダムになります!』」(「女性自身」6月10日号) 3位「ASKA 元アナ妻が警察に“密告”!『彼に戻ってほしかった…』」(「女性自身」6月10日号) なんと素敵な恋愛ストーリー! 「セブン」が報じた中山美穂の新恋人スクープ記事は冒頭、著名なフランス人女性たちの愛についての名言から始まる。大人の女性の自立した素敵な恋。お相手は少し年下の著名な音楽家――その後の展開も一貫して“素敵な恋愛物語”が続く。一緒にオーガニック食材を買い、ビストロでワインディナー――。 離婚騒動の渦中の中山に新恋人が発覚した。お相手は日本を代表する音楽家ともいわれる渋谷慶一郎41歳だという。「セブン」によると2人は数年前に出会い、中山がドラマ『プラトニック』(NHK BSプレミアム)の打ち合わせや撮影のために日本に滞在するようになった今春に再会し、交際が始まったようだ。記事だけでなくグラビアでは仲良く手をつないで寄り添う2人、中山の頬にキスし、腰に手を当てる渋谷、笑顔の中山、そして映画のワンシーンのように手をつないで歩く2人の姿がバッチリと納められている。さすがは中山、フランス仕込みで、その様子は本当に素敵です! ハァーーッ(ためいき)。 これは一体どういうことか。仕込み、ヤラセ、撮りなおし、情報コントロール。いろんな業界ウラワザを総集結したような、まさに恐れ入る記事である。中山は離婚協議中とはいえ、まだ辻仁成と婚姻関係は継続中なはず。いくらなんでもこれはないだろう。夫に愛想をつかしたとはいえ、厳密によく考えれば “浮気”。しかも子どもをフランスに置いて、男のマンションにお泊まり――。 12次のページ Amazon 『なぜなら やさしいまちが あったから (集英社文庫)』 関連記事 「ASKA薬物事件」を隠れ蓑に? 中山美穂、不倫報道に見るバーニングの戦略「顔ダニ美容法」「アヒル口自画撮り」辻仁成、離婚より加熱する「中性化」報道宇多田ヒカル、イタリア人バーテンダーと再婚も……マスコミ内でアンチ激増のワケ「薬物反応のある精液付きティッシュも」ASKAの女とセックスの闇ASKAファミリー崩壊!? 娘はエイベックス契約解除、息子は父の薬物依存を吹聴