サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー俺様発言だらけの男性座談会 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」5月号 自分の市場価値が下がったから結婚したい? 「CLASSY.」の男性座談会は俺様発言だらけ 2014/04/09 21:00 女性誌速攻レビューCLASSY. 「CLASSY.」2014年5月号(光文社) 昨今、右を向いても左を向いても女性誌に「こなれ」の文字が飛び交っていますが、こと“こなれ辛さ”にふか~い悩みを持つのが「CLASSY.」女子です。そんな彼女たちのためのブランドを、「CLASSY.」自らが立ち上げました。その名も“THREE SQUARE”。「三つの四角からなる“品”という言葉の意味を込めて」とありまして、理解するまで数分かかりました。そ、そうか! 「口」が三つで「品」か! というわけで、今月から新たに誕生した「CLASSY.」オリジナルブランド、誌上通販を展開しています。「これさえあれば『こなれカジュアル』が簡単に実現」と、まるで昭和のテレビショッピングのようなキャッチに哀愁が漂ってます。デビューコレクションは、「CLASSY.」女子たちを悩ませ続けるパーカーとチェックのシャツ。ただ着るだけではなく、羽織り方、腰の巻き方まで懇切丁寧にレクチャー。まるでジャパネットたかたでパソコン買ったらもれなくプロバイダまで指定してもらえるようなホスピタリティです。果たしてこの「CLASSY.」オリジナルブランドで、今度こそコンサバマインドを下取りに出せるか。「CLASSY.」と読者の戦いは続きます……。 <トピックス> ◎特集 デニムでできるオシャレ全部見せます! ◎コンサバ派は「白デニム」を味方につけよう! ◎結婚スイッチ、彼のはどこにあるんだろう? ■新・神アイテム「白デニム」降臨 今号の特集はデニムです。春の「CLASSY.」では定番のテーマ。ここでももちろん“こなれ”推しで、「どんなトップスとも合わせやすくはき心地も楽ちんで、こなれ感を出すのに欠くことのできない、まさに万能アイテム」とのこと。さまざまな着こなし企画の中で思わず手が止まったページが、「コンサバ派は『白デニム』を味方につけよう!」。こなれともデニムともイマイチ相性の悪いコンサバ読者が、座談会でその苦しい胸の内をこんな風に語っています。 「こなれカジュアルが流行りになってから、コンサバ派の私は正直何を着たら正解か分かりにくいんだけど」と、のっけから全「CLASSY.」読者を代弁するかのような清々しい問題提起から始まるこの座談会。スウェットパンツ、クラッシュデニム……流行っているのはわかっちゃいるが、「自分にはちょっと違うんじゃないかって思っちゃう」。しかし、流行から取り残されても大丈夫~と開き直れるほど、年を積み重ねているわけではない「CLASSY.」読者は、今まさに「自分が好きな服」と「トレンド(こなれカジュアル)の服」の狭間でもがき苦しんでいるよう。そんな読者にオススメなのが、こちらの青汁……ではなく「白デニム」という流れ。「自分も好きなアイテムで、なおかつ時代にも合っているのって、ボトムスの中で言ったら、ホワイトデニムだけかも」「白デニムはコンサバ派の救世主だね!」と大絶賛されています。 12次のページ Amazon CLASSY. (クラッシィ) 2014年 05月号 [雑誌] 関連記事 毎号啓蒙する「CLASSY.」と、受け入れない読者のカジュアル戦争はいつまで続く?攻撃的なファッションで僕を傷つけないで……「CLASSY.」のコンサバを支える繊細男子“結婚しても女をキープ”で読者をさらに追いつめる「CLASSY.」の鬼畜っぷり!「CLASSY.」の男性本位肯定主義は、古典芸能だと思って認めるべき!「今じゃない」人の救済雑誌「CLASSY.」が提案する、「幸せになれる服」って?