500円で90分のフェイシャルエステは地雷？　勧誘上等で乗り込んでみた！

　なんでも、松ヤニパックは「ウォーミーマスク」とも呼ばれ、温めたパックをヘラでお顔に塗布し、数秒後に乾いたら剥がすことで、毛穴の奥の皮脂や汚れ、化粧カスを取り除くと同時に、うぶ毛、古い角質、顔ダニまで一気にケアできる優れものだとか。また、その結果、人によってはリフトアップ効果もあるとかないとか。そう、まさにいいことづくめのパックなのだ。

　今回は、あくまでもレッスンということで、いきなり肌にではなく自分の手の甲でまず練習となる。担当者は、手慣れた様子で塗り付けてくれるが、初体験の筆者にはなかなか難しい！　「こんなん、顔を自分で塗ることができるんかいな！」と心で呟く。

　そんな悪戦苦闘の中、担当者からさらに無情の一言が飛び出した。「あの……最初はちょっと刺激があります。ハッキリ言ってワタシは最初泣くほど痛かった！」とポツリ。え～～～～！　痛い！　そんなん聞いてへんで！　それはどの程度の痛みかと尋ねてみると、輪ゴムでパチンと弾かれたり、誤ってガムテープを肌につけてしまって剥がす時のあの痛み程度だとか。

　手の甲での練習後、松ヤニを顔に塗る。すると、ここでまた「自分で剥がします？　それともこちらで剥がしますか？」と聞いてくる担当者。痛いのは大嫌いな筆者ゆえ、人を信じるよりも、自分でやった方がマシと手をつけたのだが、確かに、痛くないといえばウソになる刺激が。ただ、この微妙な刺激、好きな人は好きかもしれない。

　ちなみに、丁度その場に居合せた、元脱毛サロン勤務のエステシャンは、「ワックス脱毛であるでしょう。それって、こんなもんじゃない痛さなんですよ」と一言。数日前に、「VIOワックス脱毛1，500円」を見かけたが購入しなくて正解だったなと思った。

　そして、松ヤニパックをなんとか剥がし、鏡を見てビックリ！　えっ！　色が白い。肌質もしっとり。それに、産毛も取れてスベスベに……。痛みを乗り越える甲斐は十分にあると感動した。

　さらに驚いたのは、このセルフエステ、松ヤニパック後に再びあの高級洗顔料で洗顔し、そのあとエステマシーンを使って、お肌に合わせてビタミンCやプラセンタなどを肌に浸透、導入してくれるのだ。

　確かに、エステシャンの腕に任せて、横になっているだけでキレイになれるというのもイイものだが、セルフでやるというスタイルも、じっくり自分のお肌と向き合えるのでなかなかのもの。機会があれば、通ってみるのも悪くないと感じる筆者であったが、月2回は……もう少しリッチ＆セレブなライターになってからじゃないと難しいかもと断念。

　しかし、打ち合わせ先では「どうしたの？　今日のお肌はピカピカじゃないの！」と聞かれ、久々ににんまり。ちなみにこのすべすべ感は、1週間ほど持続した。

クーポン満足度評価／☆☆☆☆
リピーター思案評価／☆☆☆☆☆
※もっとクーポンを買っとくべきだったと後悔……！

吉原杏（よしわら・あんず）
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生～ゼロからわかる株の教科書～』（オープンアップス）などのアプリ作家として活動。

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