サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「日経ウーマン」、結婚問題に珍回答 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「日経ウーマン」2月号 「日経ウーマン」が、苦手分野「結婚できない」問題に、全力で珍回答! 2014/01/18 19:00 女性誌速攻レビュー日経ウーマン さらに、「ハッピーWOMAN養成講座」というお悩み相談コーナーでは、「早く結婚出産したいが、5年付き合った彼にあと5年待ってくれと言われた」という女性が登場します。「5年後に妊娠できなければ、不妊治療という方法もある」と言われ、「誕生日を祝ってほしいときも、忙しいのに迷惑をかけたら嫌だなと思うと言えない」そう。どちらも、自分の友人だったら「それって本当に付き合ってるの?」とか「二股かけられてるんじゃない?」とか言いたくなってしまう事例ですね。 恋愛・結婚よりも仕事路線を貫き、散々おひとりさまの老後に備えた貯蓄を提唱してきた「日経ウーマン」が、これほど「結婚できない問題」をフィーチャーしてくるとは思いませんでした。いずれも読者の悩み相談であるところを見ると、「まだ恋愛・結婚をあきらめてないから!」というウーマン読者の叫びが聞こえてきます。 そんな声に応えるかのように、「やってはいけない!幸が薄くなる習慣 (恋愛運編)」という企画が用意されていました。ここでは「彼がいない状態で同じ美容院に通っている」「恋愛運がないのは自分のせいではないと思う」等の習慣に猛烈ダメ出し。「ずっと彼ができないなら、美容院を変えたほうがいい。新しい美容院で、できれば男性の美容師さんに『明るい感じに』と注文を。男性目線で新しい魅力を引き出してくれますよ」「心の中に男性目線を持って、自分の長所や短所を冷静に認識すること」と、やたらと「男性目線」をゴリ押ししてきます。 脳内に作り上げた妄想男性や、絶対仲良くなれなそうな初対面の美容師の目線より、好きな人の好みのタイプや男友達のアドバイスに従った方がいいと思いますが……。自分の時間や資産は一分・一円単位で管理できる「日経ウーマン」も、恋愛・結婚問題になると途端に自分を見失って、努力の方向を間違えるのはどうしてなのでしょうか? そして、めくった巻末の次号予告には「“こじらせ女子”が増加中!?私たちが恋愛しない理由」という文字が……。「女子力」も「断捨離」も『あまちゃん』(NHK)も、ブームが去った頃にドヤ顔で取り上げてくれた「日経ウーマン」が、満を持して「こじらせ女子」に言及するようです! 恋愛ベタという自身の究極かつ最大の弱点を「こじらせ」と絡めてどのように自己分析するのか……。今から来月号が楽しみですね。 (早乙女ぐりこ) 前のページ123 最終更新:2014/01/18 19:00 Amazon 『日経 WOMAN(ウーマン)2014年 02月号 [雑誌]』 こじらせの言葉をどう曲解してくるか見もの! 関連記事 貯蓄狂の「日経ウーマン」が、風水アイテム「刃物」を勧める、異常すぎる理由ミニワンピ姿の新入社員を断罪、「日経ウーマン」マナー特集が小姑の告げ口状態個人名刺を配り歩けば世界が広がる、人脈バカ「日経ウーマン」の浅はかさ「笑顔」と「自信」でOK? 「日経ウーマン」産後の職場復帰方法に疑問恋愛とは結婚までの検証期間!? 「日経ウーマン」の利益重視な「正しい恋愛」 次の記事 『仮面ティーチャー』鑑賞券プレゼント >