自分を磨いて待ってます――「steady.」の新理想像「可愛い大人OL」が怖い!
最近の「steady.」(宝島社)は、大幅リニューアルではないけれど、雰囲気が変わったような印象を受けます。表紙のロゴ上のキャッチコピーも、「かわいい服で通勤したい!」から「きちんと可愛い大人OL宣言!」にモデルチェンジ。
このコピーを見た時、「きちんと大人可愛いOL宣言」に空目し、「『大人可愛い』とか、また『痛い』と突っ込まれそうなキーワードを……」と思ったのですが、よくよく見ると「大人OL」でした。しかし、「大人OL」というのも、なかなか妙な言葉ではあります。OLは、そもそも大人がなるものであるはず。わざわざ「大人」と銘打たなければならないほど、今のOLは「大人」ではないのでしょうか。
そういえば最近、「with」(講談社)でも、「大人になるって楽しい」という特集がありました。上の世代がいつまでも「女子」というキーワードにこだわっているのを暗に批判しているのかもしれません。「大人」になることで、年を取っても「女子」を自称するというかっこ悪さを避けようとしているのかとも思えます。「大人」になりたがらない女性は、男性ウケも悪いですからね。早速「steady.」が目指す「可愛い大人OL」像を探っていきましょう。
<トピック>
◎きちんと可愛い大人OL宣言!
◎センスがいい!ほめられギフト
◎きれいめスイートOL絵梨佳のあったか3カ月着まわし
■現代は「ミツグちゃん」の時代?
「steady.」先月号のジュエリー特集ページについて、「彼氏へのおねだり感が皆無。自分へのごほうびばかりでなんだか悲しい」と書きましたが、今月のプレゼントページ「センスがいい!ほめられギフト」は悲しいを通り越して、慰めてあげたいくらいの気持ちになりました。
女友達へギフトとして、「3,000円以内」「5,000円以内」「10,000円以内」のギフトがセレクトされてるのは、まあよしとしましょう。女の子同士のプレゼントって値段云々ではなく、お互いのセンスを確認し合い、それを楽しむというものだと思うんです。