Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」

善意の募金を、自分勝手な欲望で邪魔するセコい人たち

2013/11/04 18:00
bokoin.jpg
募金ぐらい自分の金でしろ!

――玉石混交のネットの海で、下衆なエピソードだけを収集・観察する奇跡のヲチャーHagex。彼がセレクトした、某橋田壽賀子ドラマよろしく、読むとゲッソリする……いや人生のトラブルシューティングとしてためになるエピソードを紹介。

 特撮テレビドラマ『轟轟戦隊ボウケンジャー』(テレビ朝日系)のボウケンブラック役などで知られる俳優の齋藤ヤスカ。彼の父親が10月11日に新潟県の巻機山で遭難したことを本人がネットで発表し、警察や消防とは別に民間機関を使って捜索するために、その費用の募金を呼びかけます。しかし、この活動は新潟県警から注意を受け中止し、ネット上でも「本当に父親は遭難しているのか?」「齋藤ヤスカのブログを見ているとお金を持っているように見えるが?」「登山保険に入っていないのか?」などなど疑問が噴出。遭難した父親が霊能力者を名乗っていることが判明し、2ちゃんねるを中心に炎上します。

 10月27日に更新された本人のブログでは、「浅はかで恥ずべき行動であったと猛省しております。ご迷惑、お騒がせしまして、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪し、62人から総額58万3,273円が集まったことを報告。この金額の使い道はあらためて報告すると発表しました。2ちゃんねるでは「なぜ返金しないのか?」「やはり募金詐欺だったのでは?」と投稿が相次ぎ、まだまだ炎上は続きそうな気配です。

 今回は、2ちゃんねるに投稿された「募金」がらみのテーマをピックアップしてみました。

<100円で大騒動>
(-д-)本当にあったずうずうしい話 第168話
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1368013976/


 投稿者は飲食店に勤務しています。常連で来てくれる一家がいるのですが、その子どもはいつも店内を走り回る・騒ぐで、しつけがまったくできていません。ある日、その一家が来店し、会計の時に事件は発生します。

 投稿者がレジに立ち「お会計は2,370円になります」と伝えると、母親は財布をひっくり返して小銭を探し、5百円玉3枚・100円玉6枚・50円玉3枚・10円玉が12枚で支払おうとします。受け取ったお金を数えていたら、子どもが100円玉を1枚取り上げて、レジ脇の募金箱に入れてしまいます。母親は発狂し、募金箱を開けて戻すように要求。しかし募金箱は壊さないとお金は出てこない構造となっているので、それはできないと断ると、母親は「100円ぐらいまけろ、絶対に払わない!」とヒートアップ。その後、彼女の夫が駆けつけて100円を支払い一件落着。店長からは「野良犬に噛まれたな」と笑われましたが、こんな非常識が人がいるんだな……とビックリする報告者でした。

<募金よりデート>
このヒトは無理だと悟った瞬間119
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/ex/1355751413/

 投稿者が小さい頃、住んでいた街が水没する自然災害に見舞われます。街は壊滅状態になりましたが、ボランティアの人たちの力で、わずかな時間で元通りになりました。親が「あの人たちはみんなボランティアの人だよ。自分が困っていたら誰かがこうやって助けてくれる、困っている人がいたら助けてあげようね」と言われます。この言葉は投稿者の心に強く残り続けました。


今日の日はさようなら [DVD]