W浅野の劣化で笑えるのは若い証拠！　ホットヨガで『抱きしめたい』体作りよ！

　私もW浅野みたいに楽しげな50代を迎えたいなー☆って、そのためにはまず、14年分も蓄積された、この脂肪（約14kg……）をなんとかしなくちゃ！　今回のドラマで、一番驚いたのは「50代で、このスタイルって!?」ということだ。素敵な人生は、素敵な服を着て過ごしたいではないか。というワケで、担当編集の相棒J子を引き連れて、「ホットヨガ」にチャレンジしてみることにした。なんせ14年分の不摂生を改善するのだ。普通のヨガじゃ生ぬるい。そしてさらに「ダイエットヨガコース」に申し込んだ。運動とは無縁に生きてきた漫画家と編集者の運命やいかに!?

　都内某所のホットヨガスクールは、「ずっと湿ってる場所って、カビとかすごいんじゃ？」と思っていたが、とても清潔でキレイな印象だった。運動に関わっているからだろうか、受付スタッフのお嬢さんたちは、とても健康的な笑顔だ。ザ・サブカル女子であるJ子は「運動する服がなかったんで、しまむらで慌てて買いました……」と、不安そうな笑顔を浮かべている。もちろん私も持っていないので、Tシャツにスウェット、寝間着である。

　更衣室で寝間着に着替え、ロビーに戻ると、スタッフの娘さんが見慣れない機械を差し出してきた。丸い金属のプレートが2つ付いた、DVDケースぐらいの装置。片方のプレートに持参したミネラルウォーターを乗せ、もう片方に自分の手のひらを乗せるよう言われる。「そうすると、身体の情報が波動となって水に伝わって、自分の身体に合った水になるんです☆」と娘さん。体育会系かと思いきや、いきなりのスピリチュアル発言に驚く。身体に合った水は、発汗量が違うらしい。私は元から汗っかきだが、J子は全然汗をかかない体質なのだとか。そこへ、インストラクターの先生が登場。爽やかな笑顔のスポーツビューティだ。今回、我々は「体験コース」に参加するのだが、挨拶と同時に入会を勧めてくる先生。さすがはスポーツウーマン！　と思えるガッツだが、せめて体験してからにしてくれません？　……水を飲む前から、すでに冷や汗が。

　ようやくヨガスペースへ。すでに8人ほどの生徒さんたちがストレッチをしている。照明を落とした薄暗い空間。すでに部屋の湿度は高く、生徒さんたちの呼吸音が、妙に淫靡に響く……これってなんか、ハプニングバーみたいじゃない？ まるで室内の空気が「まんじり」という音を立てそうな中、先ほどのガッツ先生が登場。暗い室内のまま、準備運動が始まる。

キツイ……。簡単なストレッチの段階で、自分には無理なことが判明する。なんせ「両足を伸ばした状態で座る」ということができないのだ。どうしても骨盤を立てることができない。その状態から「片方の足をもう片方の腿の上に乗せて足の指を1本ずつ開いてゆく」と、足の指の股から「はじめまして☆」という声が聞こえる。さらに「片足を両腕で抱えながら回す」という股関節のストレッチでは、股関節が「地震!?」と慌てているのがわかった。己の運動不足っぷりにもビックリだが、汗の量にもビックリ。まだ準備運動だってのに、胸全体に汗染みが!!

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