サイゾーウーマンカルチャー漫画レビュー上流階級に伝わる「夜伽執事」とは? カルチャー 背徳感は最高の興奮剤? 血縁のない父を思いながら、夜伽執事に抱かれる私 2013/10/29 15:00 嵐・二宮和也も出演した映画『男女逆転 大奥』シリーズ。たくさんの男たちの中から、自分好みの1人を選ぶことができる女将軍を、「羨ましい」と思った人もいるでしょう。しかし、映画では肝心の濡れ場シーンがほとんど映っていない! 身分の高い女と下僕の男という設定のエッチシーンを存分に楽しみたい人に、今回はTLコミック『夜伽執事 レイ編』をご紹介します。 上流階級の家々に伝わる、ある秘密「夜伽執事(よとぎしつじ)」。彼らの仕事は、その家の娘に、花嫁修業をさせること。将来の夫となる男を悦ばせる夜の作法を教えこむのだ。名門・鷲羽崎家に集められた夜伽執事の1人であるレイ。当主に、その家の娘・夜凪(やなぎ)を孕ませるよう告げられ、面食らう。しかしそれは、花婿候補を募るわけではなく、娘のために「優れた遺伝子」がほしいというのだ。実はこの当主と夜凪に父娘の血縁はなく、2人は互いに思い合っている間柄だったのだ。ではなぜ、当主は夜伽執事を募ったのか――その裏には、「男として不完全」という当主の秘密が隠されていた。「お嬢様、どうぞ私を旦那様だと思って抱かれてください」と夜凪に告げるレイ。初めて男を知る夜凪の身体は、レイのテクニックに次第に翻弄され――? 自分に選ばれるために、たくさんの男たちが集うというシチュエーションは、普通では絶対ありえないこと。夜凪に感情移入して読むと、まさに“お姫様気分”が味わえる1冊です。しかし夜凪は、せっかくイケメンの執事たちが集っているのに、なぜか父親に思いを寄せているといる設定。「なんであえておっさんに? 若い男の方がいいじゃん!」と思わずにはいられませんが、この「血のつながらない父を思いながら、レイに抱かれる」という背徳感が、この作品の興奮剤になっているのです。ジュディ・オングも歌っていたように、女って「好きな男の 腕の中でも ちがう男の 夢を見る」ことに酔ってしまう生き物ですからね。 今ならなんと、「Renta!」で『夜伽執事 レイ編』の第1巻が丸ごと無料で読めちゃうキャンペーンを実施中。簡単な登録だけで読めるので、ぜひアクセスしてみてはいかがでしょうか? 最終更新:2014/04/01 11:13 次の記事 石神秀幸の狂気のラーメン屋分析“芸” >