【隔週刊】さざ波ニュース

「エスパー伊東を合コンに持っていける権利」についた、妥当すぎるお値段

2013/10/08 18:00

■第1位 何でも形から入るクズ夫・おさるが “一から笑いを勉強”

 野々村真をはるかに凌いで、現在「どうやって生計を立てているのか不明タレント」船の最前列に、『タイタニック』の例のシーンよろしく立っているおさる。もちろん後ろから抱きしめるのは妻の山川恵里佳である(男女逆転)。書道、DJ、筋トレ、サーフィンetc.……なにひとつ物にならない趣味をファッション的に食い散らかし、ろくに働かないクズ夫としてこのところ時々バラエティに出ているが、これも妻であり参謀の山川が「こうなったら、クズ夫キャラ+鬼嫁のセット売りでいくしかない!」とケツを蹴ってのこと。彼女の内助の功はなかなかのものだが、「(本当は才能があるんだから)お笑いでがんばってほしい」「お笑いをやっている彼がいちばんキラキラ輝いていた」などの発言をみるに、「そもそも論」としての山川の「見込み違い」を疑わざるをえない。それが証拠に、「お笑いをがんばれ!」と妻に叱咤激励された後、おさるがとった行動が公式ブログ9月25日のエントリーに記されている。《お笑いを勉強しなおす》と本文に記し、『日本の喜劇人』(小林信彦著、新潮社)の書影を掲載。しかも「読了」ではなく「これから読みます(のテイ)」である。もうどこからツッコんでいいのやら。

佃野デボラ(つくだの・でぼら)
ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。タンブリング・ダイス所属。

最終更新:2019/05/17 20:25
『高能力芸人エスパー伊東の「ハイ~ッ!」(DVD)』
おさるに笑いを学ばれる日本の喜劇人の身にもなって