サイゾーウーマンコラムハダカの美奈子の「ビフォー・アフター」 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 「ビッグダディ元妻」より売りになる、ハダカの美奈子の「ビフォー・アフター」 2013/07/26 21:00 週刊ヒトコト斬りビッグダディ山田雅人野沢直子 『ハダカの美奈子』/講談社 ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎テレビ界の“お客様”美奈子 あちこちのバラエティに、ゲストで引っ張りだこのハダカの美奈子。各番組とも、「ハダカの美奈子登場!!」を謳っているが、大したトークもできず(当たり前)。ただ座っているだけの、完全なる客寄せパンダ。『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、「自分用に買った低カロリーアイスを子どもに食べられるとムカつく」という、本当にどうでもいい話を、まったくオチなしで話しきっていた。それを聞いたダウンタウンは、もうツッコむことすらせず。完全に「お客さん」状態。ま、しばらくしたら、世間も熱病から冷めたかのように飽きるんだろうが。 今現在、彼女が世間から興味を持たれている理由は、ビッグダディ話でも、シングルマザーNPOの件でもなく、「ちゃんとメイクすると、女ってこんなに変わるんだ!」という一点に尽きると思うのだが。ビフォー・アフターつき、過程の詳細も掲載の、ハウツーメイク本『お化粧美奈子』を今出したら、もう1回売れると思う。掛け込め美奈子! ◎野沢直子にしかできない“調査” 「あの家にはいいものが来る」と言って、居候中の浜ちゃん家に届けられるお中元を片っ端から食べているという野沢直子。いい話だな。野沢直子って、たまに来るたび自由でいい。食い尽くしたら、次は海老蔵、堺正章、タモリ、たけし等々、「極上の頂き物」が降るように届くであろう、トップクラスの芸能人の家々を片っ端から回って、逐一報告してほしい。唯一、さんまの家だけ外して。さんまって、食べ物に興味なさそうだし、家で一切食べなさそうだし、食べ物送付禁止令出してそうなんだよな。あ、一応彼のとこも回って、芸能界の「贈り物事情」を徹底調査ってのもいいかもしれない。誰にもとがめられず、スルリとそういうことができるのって、今の芸能界で野沢直子だけだし。頼んだぞ直子。あと林家三平と薬丸裕英と高橋英樹と、加山雄三んとこも。後でもう1回、ちゃんとリスト作って送るから。本当に頼んだぞ直子! ◎悪癖にもなりうる「東大受験」 東大が「合格発表」の中止を表明。たまたま今年のそれに取材に行ってたのだが。まさかあれが最後になるとは。一族郎党総動員で見に来てる受験生とか、1日限りのビジネスチャンス獲得に跋扈する予備校や不動産業者とか、この日が人生のピークであろう若者が散見されたり……。そんなカオスもひっくるめて、古き良き風物詩って感じだったのに。ネットネットの世の中ですか。 しかし、このニュースを聞いて真っ先に思い浮かんだのは「7浪中」の山田雅人だ。この前バラエティで「いい加減バカなことはやめて、仕事してほしい」と家族がボヤいてたのを見たばかり。案の定、「何のために勉強してきたかわからない。大学には考え直してほしい」と真顔で訴えていた。さぁみんなでせーのでツッコもう。「受かってから言えや」。本当に、受かったらもう、1人だけ東大構内で胴上げでも何でもしてやるから。すべてはまず受かってから。ギャンブルとか借金とかDVとか、家族を困らせる夫の悪癖っていっぱいあるけど「東大受験」ってなぁ。意外と合格発表がなくなったことで目が覚めたりして。風物詩がなくなるのは寂しいけれど、人助けだと思えば。来年の春合否が出たら、すぐ働けよ。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 最終更新:2019/05/22 16:37 関連記事 「子どもの顔出し卒業」宣言を押し付ける、ママタレたちの大いなる勘違い『あまちゃん』ブームが生み出した、「別あま」な寂しいオヤジたちマツコに注がれる、黒柳徹子の「追い詰める」という深い愛情と試練『美魔女コンテスト』の直球すぎるネーミングが喚起するもの中国製粉ミルク騒動、思わぬところで波紋が広がり...... 次の記事 山下ドラマ、ファンが結集で警察出動 >