美容・健康
大久保ニューの【美のぬか床】 第4回

メイクセラピーで「安田成美様になりたい」と熱弁、自分語りの恍惚こそ美の極意か

2013/06/16 17:00
真夏姫を目指す、その表情は本気(マジ)!

 間抜けな半顔のまま、「メインカウンセリング」へ。しかし、肌を整えただけの私は「早く、残りの半分を!」ということで、とっとと実演することになる。塩月先生の手つきを思い出しながら、優しく、優しく、全ての行程を自分で再現する。その間、先生から、ためになるメイク情報をたくさん拝聴する。「脂っぽくなるところは、水分が足りていないので、鼻は入念に化粧水を染み込ませる」とか。脂ぎってるところは必要ないのかと思ってたよ。ふと、「怒りやすい人ほど、さみしがり」という言葉を思い出す。ごめんね、私の鼻、本当は潤いたかったんだね……。詫びるような気持ちで、たっぷり優しく化粧水を染み込ませた。

 なんとかメイクが完了。おおお、自力でやったのに、仕上がりはバッチリ。自分の肌には、一生縁がないと思っていた「透明感」というものが、うっすら顔を出しているではないか! そして最後の「フォローカウンセリング」。ベースメイクだけなので、即座に「江古田の真夏姫」とはいかないが、塩月先生から「笑顔から、安田成美さんのような透明感を感じますよ」と言われ、口角が上がりまくる。先生のその言葉、この先の人生で数万回は反芻すると思います☆

 本来、ここでのメイクセラピーは2回1セットで行われるらしい。例えば、カウンセリングの結果、「強気メイク」を学んでみたものの、実生活で「強すぎかも」と違和感を感じたら、2回目で「やや強」に微調整したりとか。もちろん、最初のメイクが気に入った人は、2回目は別のメイクを教えてもらうことも可だそうな。私も次はクールビューティーにしていただきたいな☆

 キレイな肌になり、ウキウキ成美気分で取材終了。手持ちの化粧品で実践したので「今晩から、ちゃんとできる☆」と思えるのが、とても心強い。自分に合うファンデを探しに来ただけのつもりだったのに、心も充実しまくった。「こんなに自分語りをして、褒めてもらえる場って、結婚式かメイクセラピーくらいでしょうね」とJ子が言うのもうなずける。愉快なキャッチフレーズも得られたし、この夏、真夏姫は暴れるわよ~☆

大久保ニュー(おおくぼ・にゅー)
1970年東京都出身。漫画家。ゲイの男の子たちの恋愛や友情、女の赤裸々な本音を描いた作品を発表。著書に『坊や良い子だキスさせて1』(テラ出版)、『東京の男の子』(魚喃キリコ、安彦麻理絵共著/太田出版)などがある。
HP ・ブログ ・Twitter

メイクセラピー&カラーサロン「ムーンカラー」
東京都目黒区(東急東横線学芸大学より徒歩10分)
TEL:03-3716-2483 携帯:090-5739-2745 mail:moon@maketherapy-color.com
※レッスン内容の詳細は、下記公式サイトまで
公式サイト

塩月美香子(しおつき・みかこ)
メイクセラピー&カラーサロン ムーンカラー主宰。NPO日本人材教育協会認定メイクセラピスト。2007年4月、東京都目黒区に「ムーンカラー」オープン。メイクセラピー、パーソナルカラー、自己実現型心理学を活用し、クライアント一人ひとりの「外見」と「内面」の個性・美・才能を見つけ、輝かせ、夢の実現をサポートしている。

最終更新:2019/05/14 20:22
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