サイゾーウーマンカルチャー『CanCam』のぷに子推しの理由 カルチャー 『CanCam』が推す「ぷに子モテ」は、男に都合が良いデブ女を増やすだけ!! 2013/06/02 17:00 CanCam しかし、それ以外の男性は「ぷに子」がちょっと自信をつけて、男性にとって都合が良くなくなってしまった瞬間「このデブ、ちょっと甘くしたら図にのりやがって!!」と手のひらをかえすにちがいありません。男性がちょっとぐらい太った女性を受けて入れてくれるのは事実でしょう。でも、それは「太っているから好き」と大きく異なります。ぷに子の方々にはメディアに煽られて、変に自信をもたないことをおすすめします。 ■スエット女子は教授に罵倒されそう 一方、「実録:合コンにスエットで行ってみた。」という特集も相当キテいます。本当にこんなこと考えている男子がいるのか? と毎度首をかしげざるを得ない『CanCam』調査の男子目線ですが、この特集では「合コンにスエットで来てる女子」は「逆に親近感が湧く」「逆に気を使わなくてもいい」的な逆説話法のオンパレード。おい、『CanCam』編集部、逆説をつかえば何でもロジックが通ると思うなよ! 確かに「逆に」と言っておけば、それっぽく論理的な文章に見えるかもしれないですが、それっぽく見えるだけですから! 専属モデルが上半身キレイ目、かつ下半身スエット着用している写真は、逆にオシャレかも、という錯覚を呼び起こしそうではありますが、まさにモデル・マジック。グラビア・アイドルのPhotoshopマジックに近い幻影でございますよ。モデルが着てるからそれっぽく見えるだけで、パンピー、それこそ「ぷに子」が着てたら「あれ? なんか合コンにくる前にシモが汚れちゃったのかな? それで仕方なくスエットなのかな?」と思われてもおかしくないですし「ジャージで合コンにくるヤツ」として合コンに同行の女子からも二度とお呼ばれしないでしょう。 「逆にいい」。「ギャップがいい」。こうした言葉でアピールしてくる「個性派と呼ばれたい系女子」を狙ったファッション特集の危険さが、この特集には如実にあらわれているといって良いでしょう。ブスやぷに子が真似すると「『逆にいい』狙いのブス」「『ギャップがいい』狙いのデブ」と揶揄されてしまうのが世知辛い現実として存在しております。「キレイな顔じゃないけれどもオシャレ」「太っているけれどもオシャレ」と見なされる方もたしかにいらっしゃる。しかし、それは特別に人当たりが良い、あるいは「痩せたら可愛い」という素材の良さをアドバンテージとして持っているからこそ評価されているのではないでしょうか? ましてや、「たかが電気」発言でおなじみの坂本龍一(a.k.a 教授)は、ジャージを着てきた友達と絶交するほどのジャージ嫌いですから、彼にかかれば合コンにスエットで来た女子なんか、割れたシャンパン・グラスで刺されてもおかしくないほどの存在にちがいありません。 ぷに子にしても、スエット合コンにしても『CanCam』編集部のスタンスは、迷える女子を救いのない世界に導く偽救世主のようです。こうした無理矢理にモテやモードを押し売りする提案に騙されることのないようお気をつけください。 (カエターノ・武野・コインブラ) 前のページ12 最終更新:2013/06/03 13:44 Amazon 「CanCam」2013年 07月号 調子乗ったらアウト! 関連記事 矢口真里、最低1カ月は雲隠れか? 「地方局のレギュラーも危うい」と関係者談演出もストーリーも安直な『ラスト・シンデレラ』における三浦春馬の怪物性「うちの柱はH企画」、創刊25周年に発覚した「Ray」の果てなきシモへの好奇心元サンミュージックは黒歴史? 浜崎あゆみ、相澤秀禎さん葬儀に姿を見せず「CanCam」史上最高の広告代理店臭! この時代に「かわいい特集」の謎 次の記事 佐藤健の恋バナが無防備で生々しい >