カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「I LOVE mama」6月号

意識高すぎて疲労している系ママは、「I LOVE mama」を読むべし!

2013/05/16 16:00
「I LOVE mama」2013年6月号(イン
フォレスト)

 政府が発表した「女性手帳」導入案について、「女性に押し付けるな」「男性手帳も作れ」「国に人生設計されたくない」と批判が殺到している今日この頃、ヤングなギャルママのための雑誌「I LOVE mama」(インフォレスト)6月号を読んでいると、こっち側とあっち側は何が違うのかしら……とつくづく考えてしまいます。「I LOVE mama」に登場する20歳前後のママたちは、「キャリアか出産か」と迷ったり「出産で自分の人生を諦めざるを得なかった」と後悔したりしているようには見えません。雑誌だからいいところしか写っていないだけ、ヤンママにはヤンママの悩みはある、と言われればもちろんその通りなのですが、20代前半で2人3人と産んでいるママも結構いるところを見ると、出産そのものについてはかなりカジュアルに捉えられていることは事実でしょう。それがいいとは言いません。単純にその違いはなんなんだろうと疑問に思うわけです。あ、「ヤンママはバカだから」と思った方、じゃ、バカじゃない生き方ってどういう生き方なんでしょうかね?

<トピック>
◎美ママのおウチ訪問ツアー
◎ラブママ的気になるウワサ、“ウソ? ホント?”真相解明SP
◎卵&乳製品&小麦粉を使わない! 安心して食べられる ごはん&おやつ

■人気モデルもアパート暮らし

 ということで、さっそく「美ママのおウチ訪問ツアー」という企画を見てみましょう。読者ママ4人と人気モデル4人の自宅インテリアを紹介しています。森のお家風、カフェ風、北欧風、真っピンクとテイストはさまざまですが、みなさんホームセンターや100均、IKEAを駆使してDIY率が高めです。ちびコと一緒にミニハウスをつくったり、家族の似顔絵を描いて玄関に飾ったり。

 ピンクが大好きというママ(24歳)は、子ども2人を含む4人家族のアパート暮らし。カーテンもソファもテーブルもなにもかもピンクの花柄模様でデコり、テレビまでピンクのレースで縁取っています。サンリオのキャラも大好きで、リビングも子ども部屋もピンクのキャラ小物多数。トイレもピンクのハート柄カバーで統一するほどの徹底ぶり。ある層の方から見れば、“イタい部屋”といえるのかもしれませんが、「ママ友の間で浮きたくない」「ママ友からセンスがいいと思われたい」と他人を基準にオドオド生きているママより、よほど自由で楽しそうに見えます。

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