サイゾーウーマンコラム「上から」小雪×「下から」松ケンの夫婦像 コラム 【連載】芸能人夫婦百景 上から目線の女優妻・小雪から浮かび上がる「幸せな結婚に理想の夫探しは無意味」説 2013/05/09 21:00 結婚松山ケンイチ小雪芸能人夫婦百景 独身女性にとっては、海のものとも山のものとも知れない結婚――。世間をにぎわす芸能人夫婦から見えてくる、さまざまな結婚・夫婦のあり方に、“結婚とは何ぞや”を考えます。 【第1回】小雪&松山ケンイチ (左)『生きていく力。』/小学館(右)『NHK大河ドラマ「平清盛」完全読本』/産経新聞出版 結婚したいけれど、相手がいない。相手はいるけれど、この人でいいか不安。このような悩みを持つ独身女性は多いのではないだろうか。 筆者も独身の時、「結婚は相手がすべて」と考えていた。「いい男性」と結婚すれば、「いい結婚生活」が待っている。だから、相手の収入や職業などはもちろん、性格や相手の家族関係なども見極めなくてはいけない。そう本気で思っていた。 しかし、既婚者となった今思うのは、結婚生活のカギを握るのは女性である、ということである。それは巷にあふれる「おいしい料理を作れ」とか「男を立てろ」というような小手先のテクニックのことを指すのではなく、もっと根源的なことだ。 芸能人とて一緒である。中村玉緒の夫は昭和の名優・勝新太郎だが、勝は「問題のある夫」だった。借金、浮気、大麻の不法所持。経済力のある玉緒に周囲は離婚を勧めたそうだが、頑として聞き入れなかったという。 数年前に離婚した爆笑問題の田中裕二は、勝新太郎の真逆である。あれだけの売れっ子だが、給料はすべて(元)妻に渡し小遣い制。浮気もせず、(元)妻の両親も一緒に住むための豪邸を建設したが、突然妻に三行半を突きつけられ、離婚した。結婚の継続も離婚も、結局は女性次第であり、男性は飾りにすぎない。幸福な結婚をするためには、自分の本心や本質を知ることが大切なのである。 そういう意味で言うのなら、俳優・松山ケンイチと結婚した小雪は、最高の夫選びをした1人である。 123次のページ Amazon 『生きていく力。』 関連記事 男の「下に見てもいい」欲を満たす、女子アナ・中野美奈子の“ニブさ”壇蜜の過激なセックス観から浮かび上がる「できる中堅一般職OL」像長谷川理恵の「自分磨き」と「スピリチュアル」から暴く、“何様”感の正体女優・鈴木砂羽、「男前」の称賛に隠された、男への甘えと母からの赦し美女ヤンキーは女子を自意識から救う――「ママ友はいらない」宣言・木下優樹菜