「STORY」が考える、ジャニコンで“目線をもらう服”は「全身ベージュ」!?
■服よりうちわに力を入れた方が……
特集内に「ジャニーズVS.韓流、彼らがいるから毎日が楽しい!」という企画も掲載されています。コンサートやファンミーティングで“目線をもらう服”を解説しているのです。おおざっぱに言うと、ジャニーズはベージュ系。韓流は黒や柄もの系。
ジャニーズは、「明るい色のトップスで『暗がりで目立つ』『顔映りをよく』が基本」「『可愛い』も抑えめにしてイタく悪目立ちしないように大人の品はキープするのが正解」とのこと。その結果が、全身ベージュのコンサバ服ということのようです。普通にカジュアルな子が多い中で逆に悪目立ちしそうなんですが……。それならむしろ、メンバーごとに決められているイメージカラー(例:トシちゃん=赤、マッチ=青、ヨッチャン=黄色)で全身キメる方が、暗がりで目立つし、可愛いも抑えめで、しかもタレントからも自分のファンだと認識してもらいやすくていいのではないでしょうか。全身メンバーカラー、おすすめです。ていうか、「STORY」提案のスタイルじゃ、ベージュ&レース度が高すぎて、ババシャツ+スリップにしか見えません!!
■他人事とは思えない、華原朋美インタビュー
華原朋美のインタビュー「愛で絶望した私が、愛に救われるまでの2350日間」が掲載されています。“大物アーティスト”と破局して薬物依存に陥り、閉鎖病棟へ3度の入院を経験したそうです。
「ラムネを食べるように薬を飲むこともありました」
「薬が効いている状態の自分は、すごく楽なんですよ。(略)その状態が24時間エンドレスで続いていてほしかった。だから切れる前に薬を飲み続けるんです」
「一度はほとんど下着に近いような姿で新宿の町に倒れていたことすらありました」
そんな状態になっても、「私、恋愛するとすぐ崩れてしまうんで。(略)でも、私、人を好きになることはやめたくない」と言い切る華原に、他人事と簡単に読み飛ばせないものを感じました。彼女がすがっているものと私たちが守っているものは何が違うのでしょうか。ひとたびそれが奪われた時、こちら側でバランスを保ち続けることはできるのでしょうか。彼女の言葉は、常に受け身でいることによって成り立つ「STORY」的な幸福の中の落とし穴のような、暗い影を落としているのでした。
(亀井百合子)