サイゾーウーマンコラム伊藤英明のリーボックCMが奇妙だ コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 伊藤英明の“得体の知れなさ”が浮かび上がるリーボックのCM 2012/04/06 21:00 週刊ヒトコト斬り 『THE LAST MESSAGE 海猿』(ポニーキャニオン) ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎英明の七不思議 伊藤英明が、夜道でおイタしたチンピラを追いかけているうち、履いているスニーカーが良すぎて追い越してしまうという、リーボックのCM。見た人誰もが「コレって……」と、夜のコンビニに駆け込み助けを求めた、例のマジックマッシュルーム事件を思い出すに違いない。リーボックって、海外の大きな企業なのに、CMに出演させるタレントの過去リサーチとかしないんだろうか。今頃間接的に知って、怒ってんじゃないか。訴訟とかになったら面白いのに。「マジックマッシュルームの件を隠蔽しCM出演したのは告知義務違反」「マジックマッシュルームは違法薬物ではなく、報告する義務はないと判断した」とか、マヌケなやり取りが見てみたい。ヤツにはまだまだネタいっぱいあるからなぁ。「山田優との交際報道翌日に『いろいろと考えた結果、別れることにしました』と三行半を突き付けられていたという話も聞いていない。イメージダウン」「JRAの馬主になれたいきさつがわからない。イメージダウン」「馬主どころか、闘牛場にも足繁く通ってる? どんなタニマチがいるんだこの野郎。イメージダウン」「とにかくいろいろイメージダウン」。あー、これやってくれるんならあのスニーカー買うのに。そして、そういう人が占める割合は「伊藤英明がカッコいいから、このスニーカー買っちゃおう!」という人より多いと思う。たぶん。 ◎住吉アナにがっかり 「NHKが性のテーマにも果敢に挑戦!」で話題の『あさイチ』。しかしなぁ。「NHKが」って枕詞がついてるから話題になってるだけで、他局だったらハナもひっかけられない話だと思うのだが。いちいち「NHKがまたタブーを破った!」って大騒ぎして報道って。ものすごいマッチポンプ感。学校に来ただけで誉めてもらえるヤンキーみたい。毎日マジメにコツコツやってる他の生徒の立場は。 ま、他局も「マジメにコツコツ」とは程遠い仕事ぶりなワケだが。改編期のスカスカ特番もそうだが、何だあのフジのワイドショー二つは。何だ、ヨガのポーズで逆立ちしながら天気予報ってのは。『ミヤネ屋』(日本テレビ系)みたいなオリジナル精神があるわけでもなく、かといって『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)ほど開き直ってバカ相手する覚悟があるわけでもなく。芸人の単なる昼パート先。「遊んでるだけで簡単に稼げちゃうYO!」ってガールズバーの募集広告か。ガールズバーにも失礼だろが。本当に、近年まれに見るスカ番組。「ほ~ら、韓流ドラマ流さないと、こんなヒドいのしか放送されないんだよ~」という、嫌韓流の人達への、フジテレビの婉曲な嫌がらせなのか。だったら普通の視聴者を巻き込まないで。頼むから。 ◎80年代のお話です 桑田真澄&清原和博の二人を登場させて「あのKKコンビがCM初共演!!」と謳うスカパーのCM。しかし、「KKコンビ」と呼ばれていた当時の初々しさは露と消え、それぞれベクトルは違えど、香ばしい年月が積み重なっているわけで。二人が並んでる画ヅラを見ると「KK」が「高利貸し」の略に見えてくる。本当に、何をどう積み重ねたら、人間こうなるんだか。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・マツコに注がれる、黒柳徹子の「追い詰める」という深い愛情と試練 ・10年ぶりにドラマ主演した中山美穂にみた「昭和の名残」 ・春の風物詩、四谷学院の東大合格者CMの惜しいところ 最終更新:2019/05/22 19:22 次の記事 郷ひろみ、3度目の結婚も失敗? >