サイゾーウーマンコラムやっぱり平成になれない中山美穂 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 10年ぶりにドラマ主演した中山美穂にみた「昭和の名残」 2012/03/23 21:00 週刊ヒトコト斬り 『君の瞳に恋してる!』/ポニーキャニオン ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎みぽりんだって平成になりたい 今のタレントの流れは、もう完全に「顔<スタイル」である。そんなにカワイくないコでも、不思議なもんで8頭身ならテレビで見ててあまり違和感を感じない。しかし、逆の例はない。AKB48も、すんなり「テレビの人」として画ヅラに収まってるのは篠田麻里子くらいで、あとはちょっと……。サマンサ・タバサのCMの板野友美なんて、連行される宇宙人みたいだもんなぁ。 と前置きが長くなってしまったが、10年ぶりにドラマ『終着駅~トワイライトエクスプレスの駅』(TBS系)に出演した中山美穂見てビックリしたなあもう、って話である。こんなに顔のデカい人間が売れていたとは。「えッ、昔の鳥ってこんなにデカかったの?」という、古代生物を見る時と同じ心持ちで眺めてしまった。……昭和は遠くなりにけり。 ◎次は劇画キャラで 被害届を受理しないで、署員が慰安旅行に行っていたことが発覚し、問題になったストーカー殺人事件。これを受け、警察庁長官がお詫びの会見してたが、その背景のボードがなぁ。「キャッチくん」「まもるくん」「あいちゃん」「リュウピーくん」そしておなじみ「ピーポくん」と、色とりどりのゆるキャラだらけ。のん気か。不祥事によるお詫び会見を開く可能性など、一ミリも考えずにボード作ったのがまるわかり。すぐに暗いトーンのボードもあつらえとけ。これからも不祥事出るんだから。 ◎あと3枠くらい空いてます ジャン・レノのドラえもんの次は、リチャード・ギアの寅さんか。みんなどれだけキャラクター理解してやってんだろか。どうでもいいのか。「いいバイト見っけ」てことか。このまま行くと、さらにいろんな斜陽外国人タレント登用が進められるに違いない。「ジュリア・ロバーツで『はいからさんが通る』」とか、「マット・デイモンで『俺の空』」とか、「フィービー・ケイツで『クリィミーマミ』とか、「ケビン・ベーコンで『未来少年コナン』」とか、「エディ・マーフィで『オバケのQ太郎』」とか、「チャーリー・シーンで『魔太郎がくる』」とか。自分ではケビン・ベーコンの未来少年コナンがイチオシかな。でも特に実現は望んでいない。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・春の風物詩、四谷学院の東大合格者CMの惜しいところ ・ダサいというレベルを越えた、ジャイアンツの新ユニフォームに思うコト ・上戸彩の後継者は武井咲か剛力彩芽? はたまた…… 最終更新:2019/05/22 19:23 次の記事 キスマイ、シークレットじゃない! >