芸能記者Xのアブナイ話

ISSA、異例の婚約発表はDA PUMP再始動のアピール効果も

2011/12/22 19:30
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「Chosen Soldier」/エイベックス・エンタ
テインメント

 DA PUMPのISSAが、女優・福本幸子と婚約したと所属事務所を通じて発表した。その翌日には交際のきっかけとなった映画『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』(2012年1月7日公開)の試写会で2ショットを披露し、連日ISSAやDA PUMPの経歴が併せて報道されている。

 DA PUMPは1996年9月、沖縄アクターズスクール出身のISSA、YUKINARI、KEN、
SHINOBUの4人で結成され、1997年6月、m.c.A・Tのプロデュースにより、シングル
「Feelin’ Good ~It’s PARADISE~」でデビュー。力強いISSAのボーカルとパワフルなダンスパフォーマンスが人気を呼び、ヒット曲を連発した。1998年以降は、NHK紅白歌合戦に5年連続出場を果たしている。

 その後、メンバーの脱退を経て2008年12月に新メンバー7人を加え再始動したが、現在初期メンバーで残っているのはISSAのみ。今月17日には1年半ぶりとなる単独公演が都内で行われたが、すでに過去のグループといった見方も強い。

「ISSAの婚約発表は、翌日の映画試写会に向けたプロモーションの一環でしょうね。入籍発表ならまだしも、アーティストが婚約の段階で事務所からFAXを出すのは相当珍しいケース。話題づくり感はミエミエですが、翌日の2ショットもマスコミからすればおいしい展開には違いないため、DA PUMPの再始動を印象づけるにはいいタイミングだったのでし
ょう」(代理店関係者)

 当日、試写会を取材した記者も「開始前に関係者が、観客たちに『ISSAおめでとうコール』を練習させていました」というから念入りな作戦だったようだ。ISSAが婚約や入籍に対してコメントすることはなかったが、登壇者や観客、マスコミも含めての空気づくりが漂っていたという。一時期は日本を代表すると言われたほどの人気を博したダンスボーカルユニットだが、

「DA PUMPの人気が下降した原因は、やはり不祥事による影響が強いでしょう。ISSAは藤井リナ、上原多香子、あびる優らと次々と交際報道が出ました。また初期メンバーのSHINOBUは飲酒運転での逮捕を受けて活動を自粛、そのままグループを脱退しています。同じく初期メンバーであるYUKINARIはデキ婚した元タレントの西田夏からDVを告発され、協議の末に離婚。2000年代後半頃では、DA PUMP=不祥事のイメージが世間にも浸透してしまいました」(週刊誌記者)


 なおSHINOBUは先日放送の『スタア追悼2011 天国への☆ラブレター』(日本テレビ系)にひょっこり登場している。田中好子を追悼するコーナーで、NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』に出演したガレッジセール・ゴリと山田孝之が沖縄のロケ地へ。そこにSHINOBUが現れ、現在は実家の民宿を手伝っていると紹介されていた。元メンバーとはいえ、ユニット自体が「あの人は今」状態という印象を受けた人も多かったはずだ。

 ISSAをめぐる一連の婚約報道は、活動再開に併せて人気の再燃を図りたいといったところか。もはや完全にEXILEに奪われてしまった「国民的ダンスボーカルユニット」の座を、DA PUMPは奪還することができるのだろうか。これからのISSAの活動展開にも期待だ。

最終更新:2011/12/22 19:30