サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー名物企画と看板モデルが復活のPINKY12月号 カルチャー [女性誌速攻レビュー] 「PINKY」11月号 名物企画と看板モデルが復活のPINKY12月号 2009/10/27 21:30 女性誌速攻レビューPINKY 「PINKY」(集英社)12月号 休刊まで残り2号となった、今月の「PINKY」(集英社)。今やモデル界だけでなく、芸能界でも大人気の佐々木希が表紙に登場。つけまつ毛のボリュームが恐ろしいことになっています。そして付録には、ロクシタンのポーチ。「手間やコストが削減できるから、女性誌の付録はポーチが多い」と女性誌編集者から教えてもらった言葉を思い出すと、ありがたみが半減……。では、気を取り直して、トピックからチェックしましょう。 <トピック> ◎吉田夏海のGirl’s Rock着まわし29Days【前編】 ◎えみ・ココ・優樹菜Xmasコスメフェスティバル ◎冬のメガHIT発表! ■祝・鈴木えみ復権! アタシが看板モデルよ! 今月は鈴木えみが大活躍。表紙にこそなってはいませんが、「えみ・ココ・優樹菜Xmasコスメフェスティバル」「えみ・ココ・優樹菜冬おしゃれ計画」「鈴木えみ×真冬のデートSTYLE」と、至るところに鈴木えみが登場。ここしばらく佐々木希をトップモデルとして据えてきた同誌ですが、鈴木えみのために作られた雑誌が「PINKY」なのだと、休刊目前にしてその初心に立ち返ったようです。甘々の佐々木希の顔にも飽きてきたので、好戦的な鈴木えみの眼差しに痺れてしまいました。映画公開で忙しい佐々木希の代打かも、なんて邪推はこの際なくして純粋に復活をお祝いしましょう! ■待ってたよ~ 着まわし劇場がパワーアップ! 「PINKY」名物、ケータイ小説風ストーリー×少女マンガ風妄想×着まわしスタイリングの企画が登場。待望の新シリーズは「カフェ店員からロックスターへ、ドキドキの成り上がりストーリー!」と、今回も非現実的な設定。メインのメンズは鍵本輝クンと加藤慶祐クン。でも一番気になったのは、加藤クンのSP(!)役で登場の、オスマン・サンコンの息子です。脇役だからって見逃せません!! 物語は、音楽プロデューサーと売れっ子バンドマンの間で揺れる恋愛模様と、アーティストとしての成功を追う女の子のサクセスストーリーです。ストーリーの飛ばし加減はある程度慣れてはいましたが、気になったのは言葉の端々に感じられるヤンキー的精神。”成り上がり”という言葉や「ビッグになってやる!今に見てろ~」「ちくしょ~絶対見返してやる~~」といった台詞は長渕か永ちゃんの影響でしょうか。無気力といわれる現代ッ子において、そのハングリー精神は尊きものです。前回より、写真のカット数、ロケ場所、そして脚本と、手を抜くどころかパワーアップしているので、次号にも期待です。 ■うちらセレブじゃないし~パジャマパーティーでいいの 「今年の冬は芸能人やモデルみたいにパーティーしちゃわない!?」と呼びかけてくる「真冬のパーティー大作戦」企画。たしかに、華やかなあちらさんの世界では連日パーティーが行われているイメージがあります。芸能人とかモデルのブログでの、「○○ちゃんのバースデーパーティーに行ってきました♪ 会場でばったり××のプレスの□□ちゃんに遭遇!」という記述もお馴染みです。そんな素敵パーティーを一般人もやっちゃおうってことなんですが、企画の存在を揺るがす驚愕の事実が欄外に! なんと9割の読者が、クラブやレストランを貸し切ってやるパーティーよりも内輪のホームパーティーの方が好きとの返答。要は「友達んちでダベる」だけのホームパーティーで満足なんです……。なのに、誌面では一般人が入れないアパレルのオープニングパーティの写真を載せたり。そんなの求められてないんだから、ホームパーティのやり方を指南すればいいのに! と、残り2号となった「PINKY」は、名物企画や鈴木えみの投入などで原点回帰の姿勢のようです。来月は、もしかしたら鈴木えみが表紙になったりしちゃうんでしょうか? その点にも注目です。 『ヤンキー大集合―これがニッポンの不良30年史だ! (単行本)』 PINKYに何かしらの香ばしさを感じてしまうのですが…… 【関連記事】 ネット通販に尽力! 休刊までカウントダウンの「PINKY」11月号 【関連記事】 創刊5周年の「PINKY」、でもスペシャル感は何もない…… 【関連記事】 少女漫画の王道を突き進む、「PINKY」着まわし劇場に注目! 最終更新:2009/12/09 20:58 次の記事 草なぎ剛、香取慎吾から「ちっちぇ~男だな~」と批判される! >