サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビューネット通販に尽力! 休刊までカウントダウンの「PINKY」11月号 カルチャー [女性誌速攻レビュー] 「PINKY」11月号 ネット通販に尽力! 休刊までカウントダウンの「PINKY」11月号 2009/09/24 17:30 女性誌速攻レビューPINKY 「PINKY」09年11月号 12月21日(月)発売の2月号で休刊すると発表された、「PINKY」。残り3号となった今月は、表紙に木下優樹菜、付録にはコーチのヘアキューブアクセ、とパッと見はいつも通りの体裁となっております。しかし、休刊が決定した雑誌には異様なパワーが宿るもの。編集部員の個人的趣味が暴走&凝縮された企画を期待しましょう。では、トピックから。 <トピックス> ◎コレが’09秋冬の注目キーワード ◎PINKY太鼓判! 争奪戦アイテムリポート ◎人気ブランドお墨付き ”着倒しアウター”BEST5決定! ■ネット通販を全面的に支持! 巻頭に大々的に展開された「PINKY Closet」(雑誌連動型通販サイト)の新作入荷の告知ページでもわかる通り、PINKYはネット通販に力を注いでいます。”○○ちゃん着用のこのワンピが買えちゃう♪”的なノリで、誌面でも「鈴木えみ×マーキュリーデュオ」「木下優樹菜×バービー」とモデルと抱き合わせで商品を紹介。そんなネット販売を、もっと多くの読者に活用してもらおうと意図されたであろう企画「VIVA!ネットショッピングライフ」。PINKYモデルがネットで何を購入したか、ネットなら店頭で品切れでも購入できる、さらにはネットで買えないものはない、などとネットのいいことばかりを吹聴する、ネット社会啓蒙ページとなっています。とはいえ、運営するPINKY Closetに対する防御線か、「ネットショッピングがっかり体験」には「モデルが着てるのをみて『これかわいい♪』と買ったワンピース。届いて着てみたら……写真と全然違う!! やっぱりモデルって細いんだなぁ……」という意見も掲載。見事なディフェンス&オフェンスです。 ■佐々木希に便乗してちょっぴり背伸びファッション PINKY専属モデルとして現在の輝かしいキャリアをスタートさせた、佐々木希。11月7日から公開の主演映画『天使の恋』は、主人公のファッションが見所のオッシャレ~な映画。なんでも、援助交際で稼いだお金で洋服を買い漁る設定らしく、そこで着用するブランドはPINKYお馴染みのブランドとのことで、誌面でもそのファッションをご紹介。ジルや、キットソンに加え、ステラ マッカートニーにルブタンと、お馴染みというよりお初ブランドもございます。いつもならパンプスは、エスペランサの5,000円なのに、ちょっと見栄はっちゃたのでしょうか。ストーリー的には主人公が恋愛により援交から足を洗い、生まれ変わるストーリー。もちろん夢があっていいのですが、正直リアリティに欠けモノ足りたい。となれば、編集部がこんなストーリーを考えてみました! 秋田のファッションビルで働く少女が、偶然来ていた東京の出版社にスカウトされ、「ビッグなモデルになる!」と上京し見事女性ファッション誌でモデルデビュー。カリスマモデルと成長し、さらにCMやドラマにも進出、その活躍に地元・秋田県民の声援も熱くなり、少女自信も秋田を背負っているという自覚から地元愛に目覚めていく……という、リアル”佐々木希”成り上がりストーリーの映画化の方が、地方に住むヤンキーたちにアメリカンドリームならぬ秋田ドリームを与え、さらには更生への道をも指し示す非常に良い映画になると思いますが、いかがですか、集英社さん? ■先月号と入れ替えてもわからない!? ファッションページは相変わらずのカタログ的作りに、お馴染みモデル。変わらぬ姿勢で読者に安心感を抱かせるのは大切ですが、ここまで単調だと先月と誌面が一緒でも気付かない気がするのは、オシャレに疎い私だけ!? 待望の着回しコーデでは、「えみの30days着まわしリアルダイアリー」と、大好評(?)の劇場スタイルではなく普通のコーデ紹介。だから、見たいのはそれじゃないのに、まだ焦らすのね……。 今月も、まったく変わらない姿勢のマイペースなPINKYでしたが、それも当然。というのも、「最後まで、元気でおしゃれでモテちゃうPINKIESとして盛り上がっていきましょう!」と、編集部からの休刊のお知らせがでたときに表明されていたのでした。最後まで、この調子で行くようです。とはいえ、「12月21日発売の2月号は、読者のみんながあっと驚くような『PINKY』を作ります!」とも意気込んでいるご様子なので、最後に驚かせてもらえることを期待しつつ残り3号を見守っていきましょう。 『ダイナミック通販 [DVD]』 やるならとことん! 【関連記事】 創刊5周年の「PINKY」、でもスペシャル感は何もない…… 【関連記事】 少女漫画の王道を突き進む、「PINKY」着まわし劇場に注目! 【関連記事】 ダルビッシュの言いなり? 「PINKY」8月号で紗栄子のノロケ発言 最終更新:2013/03/25 22:37 次の記事 アンナ・ニコル・スミス、薬物にまみれた衝撃的すぎる死の真相 >