サイゾーウーマンコラムロンブー田村淳がヒロミ化している コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 ヒロミ的「アニキ」ポジションに立ったロンブー田村淳が目指す場所 2012/04/13 21:00 週刊ヒトコト斬り 『ロンブー淳の2人ごはん 恋する77皿』(角川マーケティング) ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎ってことは地雷はマチャアキ…… ヒロミが去った後、かなり長いこと空いていた「アニキ」のポスト。ネットの発達だのテレビ離れだので、あんなイージーなポストにタレントが座ることはもうないと思っていたのであるが。いつの間にかドッカと腰をおろしていたのがロンブー淳。すでに足組みくわえタバコだ。「アニキ」と慕われる芸人といえば、今田耕司などもいるが、ロンブー淳は、「慕われてる感」が皆無なのに神輿を上げてもらってるところがヒロミとよく似ている。何より、「自ら盛り上げる」という汗かき仕事を免除されている、という勝手な自覚の下、バラエティー番組に出て、「誰か面白いこと言えよ」というメンタリティでMCやっているところがそっくり。いや、被災地での音楽会開催を呼び掛けたり、そういうチャリティ的なものに積極的に取り組んでいるところを見せたがるところなんか、ヒロミよりさらにやっかい感が増している。「ボランティア」でなく「チャリティ」という、ちょっと上から目線なのがまた鼻につく。『知りたがり!』(フジテレビ系)では政治家へのインタビューまでやってたし。「これからもどんどん政治家の方にお話を聞いていきたい」だと。ヒロミが目指していたのは「悠々自適なアニキ」であったが、淳が求めているのはもっともっと上の何かだ。それが何なのか、想像するのもイヤな何か。 ◎あるいは元夫へのメッセージ 「大物」だったあの頃、ただ歌を歌うだけで「アリ」だった宮崎あおいのアパレルメーカーのCM。新作がオンエアされるたびに、ワイドショーで「蔵出しオンエアです」なんつって恭しく取り上げられていたのに。今はそういうこともなく、ただ淡々と更新されるのみ。「歌を歌うだけ」ももう許されず、何か意味ありげなセリフを言わされている。何か、「意味ありげなセリフでも言って、注目されないことには、使ってる意味がない」という、契約終わってないうちにスキャンダルを起こした、宮崎に対するアパレル側の辟易が見て取れる感じ。「私もぶっ壊れ続けている」「生まれ変わるつもりは、ありません」か。ある意味「公開土下座」みたいなもんか。おしゃれな土下座ですこと。 ◎ノブ姉もがんばってるよ 「お家騒動」勃発で話題の小林幸子。ま、聞こえてくる話だけで判断すると、よくある「夫にオルグ」のパターンであるが。ひとつ捨て置けないのは、「元女社長」の容貌だ。私は何の根拠もなく、「小太りで人当たりのいい、ブランド物を着た女性」といった「女社長像」を勝手に思い描いていたのであるが。何ともなしに、送られてきた女性週刊誌を見て仰天。誰かの葬式に小林幸子と訪れていた元女社長を撮った写真が載っていたのだが、その風貌が、完全に「男性」のそれなのである。髪型も面ざしも、何より着てるスーツが男物。うわぁ。井脇ノブ子レベル。いや、男性にしか見えない「同化」の加減は、それよりもっと踏み込んだアンタッチャブルな匂いが漂っていた。この社長との33年かぁ。芸能界だの演歌界だのという特殊さを越え、更に1ダンジョン上の困難な匂いが。しかもちょっと日景忠男に似てるんだコレが。だからどうしたってことはないんだが。とりあえずこの人に「素人は口出さないで」って言われたら、口つぐむな。そういや日景忠男って今何してんのかな。つーかこの人、日景忠男なんじゃないだろうな。追加情報を待つ。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・伊藤英明の“得体の知れなさ”が浮かび上がるリーボックのCM ・マツコに注がれる、黒柳徹子の「追い詰める」という深い愛情と試練 ・10年ぶりにドラマ主演した中山美穂にみた「昭和の名残」 最終更新:2019/05/22 19:22 次の記事 なでしこ丸山、ホリプロから離脱? >