サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場予選落ちGACKTに対し、一流の芸を見せつけた出川哲朗in『スタジオパーク』 芸能 [TVツッコミ道場] 予選落ちGACKTに対し、一流の芸を見せつけた出川哲朗in『スタジオパーク』 2011/07/19 08:00 TVツッコミ道場出川哲朗GACKT 出川哲朗公式ブログより 今回ツッコませていただくのは、出川哲朗が出演した7月13日分と、GACKTが出演した7月15日放送分の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)。 GACKTといえば、体脂肪率5%をキープというストイックさや、生身感の少ない人形のようなルックス、部屋の中に滝と噴水がある話などなど、どこをどう切り取っても面白い素材のはず。にもかかわらず、驚いたのは、『スタジオパーク~』では、「毎年、上越で謙信公祭に行っている」というエピソード以外一つも面白くなかったこと! ボソボソ真面目トークが続き、ただただ印象に残ったのは、真っ白すぎる歯とキラキラすぎる目のみである。 ところが、「予選落ち」芸能人・出川のほうは、国会中継によって放送が2回も流れ、延期になるというオイシイ展開からスタート。 続いて、NHKの番組『大!天才テレビくん』司会者を出川が務めることに対して、青山祐子アナがプレゼントの箱を渡す場面があったのだが、フタを開けると……。 「これ、何ですか????」(出川) 「……なんでしょう(笑)。ちょっとひっかかっちゃって……(笑)」(青山アナ) なんと箱の中身は、バネのついたボールが飛び出すはずの「びっくり箱」! なんともアナログで、ショボいドッキリ企画で、しかも、よりによって不発とは……。 「生リアクションを拝見できて光栄です(笑)」と青山アナは言っていたが、肝心な場面で得意のリアクションもとらせてもらえない展開とは、やはり出川には笑いの神がついているとしか思えない。 また、出川のスゴさは、子どもにも、動物にも、真面目なNHKのアナウンサーにも、「ツッコんでいい人」「ナメていい人」として扱われる「安心感」だと思う。『大!天才てれびくん』共演者の子どもたちには滑舌の悪さを指摘され、「タイトルが言いにくいんですよー。大戦隊てれびくん? だいせんたい? 言ってみてください、ハイ!」と、大胆にも近田雄一アナウンサーにふった挙句、キレイな発音で返され、「さすが……」と絶句するばかりの出川。 また、かつて『男はつらいよ 幸福の青い鳥』に出演したというエピソードが語られるも、「ちゃんとセリフもありましたよねえ」(青山アナ)とややバカにしたテンションで言われたり、「(『男はつらいよ』に)5作続けて出演し、総出演時間1分55秒、1作平均23秒」(近田アナ)などと挑発的に読み上げられるのも、出川の存在感あってこそ。 さらに、主演の渥美清に「僕にもそういうアルバイト時代があった」と声をかけられた思い出が、本人の中では「『君が第二の寅さんなんだよ!』という意味だと僕は受け取りました」という妄想解釈に変換されるところも、さすがとしか言いようがない。 そういえば、GACKTと出川といえば、思い出すのは、『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)という番組。同番組で2回連続パーフェクト正解を出した「一流芸能人」GACKTに対し、出川は毎回本戦に出られないというオチ担当で、いわば「一流」と「予選落ち」という真逆の立場ではあるけれど……。 『スタジオパーク』の内容も、やっぱり真逆。でも、NHK的笑いの相性の良さは、出川が「一流」、GACKTが「予選落ち」の内容でした。 (田幸和歌子) 『リアクションの殿堂 ~遺作~ 』 裸に蝶ネクタイが一流スタイル☆ 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・ピースに格の違いを見せつけた、天才芸人・出川哲朗の比類なき天然さ ・和田アキ子の悪口トーク、放映終了後犠牲になったのは? ・真性・天然ボケ3人が”しりとり合戦”で魅せた非凡なワードセンス 最終更新:2011/07/20 19:56 次の記事 路上で全裸、拒食症、セックスを連想させるダンス! 物議を呼んだMVベスト5 >