サイゾーウーマン芸能テレビ視聴率『特捜9』なぜ終了? 最終回は視聴率7.8% 芸能 【視聴率推移】『特捜9』最終回は7.8%“拡大なし”で「あっさり終わっちゃった」……高視聴率なのになぜ終了? 2025/06/13 15:00 サイゾーウーマン編集部 井ノ原快彦向井康二STARTO 【サイゾーオンラインより】 渡瀬恒彦さんから主演を引き継いだ井ノ原快彦(写真:サイゾー) 20th Century・井ノ原快彦主演の刑事ドラマ『特捜9 final season』(テレビ朝日系)の最終回が6月11日に放送され、平均世帯視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.3%を記録した。 目次 ・『特捜9』“拡大なし”で「あっさり終わっちゃった」 ・『特捜9 final season』期間平均視聴率は8.0% ・井ノ原快彦に「連ドラ主演はもうやらないの?」 『特捜9』“拡大なし”で「あっさり終わっちゃった」 故・渡瀬恒彦さん主演の前身シリーズ『警視庁捜査一課9係』から通算20作目となる『特捜9 final season』は、警視庁捜査一課特別捜査班の主任・浅輪直樹を演じる井ノ原をはじめ、羽田美智子、吹越満、田口浩正、Snow Man・向井康二、深川麻衣、中越典子、原沙知絵といったおなじみのキャストが続投。 最終回では“大きな事件なし”という異例の展開を見せ、ラストでは浅輪が平和に関するメッセージを送って終了した。 さらに、終盤に渡瀬さんの写真が登場したほか、過去にレギュラーキャストだった津田寛治、山田裕貴、中村梅雀、レア度の高い遠藤久美子や畑野ひろ子らも出演し、シリーズ終了に相応しいスペシャル感のある内容だった。同シリーズについて、芸能ジャーナリストの竹下光氏が振り返る。 「『特捜9』は渡瀬恒彦さん主演の『警視庁捜査一課9係』からバトンを受け継ぐ形で2018年4月にスタートしました。井ノ原さん演じる浅輪直樹を中心に個性豊かな刑事たちが時にぶつかりながらもチームプレーを駆使して難事件に挑む姿や刑事たちそれぞれが抱える人間模様なども描かれ、視聴者を魅了してきました」 ネット上では「最後まで居心地の良い刑事ドラマだった。しばらくロスになりそう」「特捜班のみんなが素敵すぎる。正直終わってほしくない」などと惜しむ声が続出。 一方、最終回も通常の放送時間だったため、「拡大スペシャルじゃないのか。随分あっさり終わっちゃったな」という声や、「なんでこんなに素晴らしいドラマが終了するのか、いまだにわからない」といった声も見られる。 『特捜9 final season』安定して7~8%をキープ 今シーズンの平均世帯視聴率を振り返ると、初回が9.1%で好スタートを切り、その後も安定して7~8%台をキープ。今期のほかのGP帯ドラマの視聴率と比べても、『特捜9 final season』は世帯・個人ともに高い水準といえる。 加えて、昨年4月期の前シーズンは世帯の期間平均が8.7%で、さらに高かった。同シリーズは固定ファンも多いが、なぜ終了せざるを得なかったのか……。 なお、プロデューサーの大川武宏氏は、3月6日の「2025年4月改編」説明会で「刑事ドラマの中では珍しく、人間性と行動力で事件を解決していくものだが、近年の刑事ドラマの背景として、リアリティというところを追求したいというところもあった」「『9係』の時は渡瀬さん演じる加納倫太郎が警部で係長でした。長い時間をかけて、その位置に直樹がきたっていうのが、本当に一つのゴールに到達できたんじゃないか」などと語っていた。テレビ誌の編集者が言う。 「終了については、もちろんプロデューサーが話していたような理由もあるのでしょう。ただ、同シリーズは個人視聴率こそ健闘したものの、テレビ局が重視するコア視聴率となると1%台を連発していました。来月9日からは同枠では、井ノ原の事務所の後輩にあたる嵐・相葉雅紀らがトリプル主演を務める刑事ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』がスタートしますし、テレ朝としては新しい風を吹かせて視聴者の若返りを図りたいという意図もあるのでは?」 井ノ原快彦に「連ドラ主演はもうやらないの?」 また、ネット上では主演の井ノ原がSTARTO ENTERTAINMENTの取締役に就任したことから、「イノッチ、経営や後輩の育成に専念したいのかな?」「もう拘束時間の長い連ドラ主演はもうやらないの?」と心配するファンも見られる。俳優としての井ノ原について、前出の竹下氏が語る。 「井ノ原さんといえば、1994年放送の矢沢永吉さん主演ドラマ『アリよさらば』に生徒役で出演すると、翌95年放送の『終らない夏』で後に妻となる瀬戸朝香さんと共演を果たしています。その後もTOKIOの松岡昌宏が主演を務めた『サイコメトラーEIJI』や亀梨和也さん主演『東京バンドワゴン~下町大家族物語』などに出演し、19年にはカンテレ開局60周年特別ドラマ『僕が笑うと』で主演を務めています。若い頃は主役というよりもバイブレーヤーの印象が強かったですが、そうした経験も『特捜9』など近年の主演作で活かされているのでしょう」 最終回の終盤、浅輪がカメラ目線で「なんでもない平和な日常が絶え間なく訪れることをただ願っています。だから皆さん、どうか自分を大切に。誰よりも自分を大切にしてください」などと語り、終了した同シリーズ。多くの人々に愛された刑事ドラマとして、今後も視聴者の胸に刻まれそうだ。 井ノ原快彦、ジュニアの育成は「後任に……」報告で波紋! デビューグループの発表はいかに 2022年9月26日付で「株式会社ジャニーズアイランド」(現・株式会社Annex)の代表取締役社長に就任し、ジュニアの育成にあたっていた20th Century・...サイゾーウーマン2025.01.03TOKIO・松岡昌宏、井ノ原快彦にダメ出し! 『出没!アド街ック天国』で「言えよ」と思ったこととは? TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。8月11日放送回では、俳優・宇梶剛士との仲良しエピソードを語る場面があっ...サイゾーウーマン2024.08.12 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2025/06/13 15:00 平和の象徴は鳩よりイノッチでいいよ 関連記事 『あんぱん』第52回 インスタントな伏線回収、ズルい作劇が描き出す「戦争のユルさ・甘さ」の話『べらぼう』蝦夷地をめぐる松前藩の過剰な搾取と藩主・松前道廣の凶暴性の真相と蔦重と歌麿の“夫婦的”描写『あんぱん』第49回 『アンパンマン』につながるプロローグ回が、これでいいのかNHK1位は『薬屋のひとりごと』、3位まで日テレアニメが独占! ドラマは『キャスター』『あんぱん』が上位【人気動画TOP30】【視聴率推移】『あんぱん』妻夫木聡投入も……二宮和也、加瀬亮、竹野内豊「大物キャスト=すぐ死ぬ」がパターン化 次の記事 今週の人気記事ランキング >