サイゾーウーマン芸能映画『ドラえもん』、『ウィキッド』に勝利 芸能 今週の映画ランキング 『ドラえもん』史上最高傑作、『ウィキッド』に勝利! 映画興行収入ランキング(3月7日~9日) 2025/03/12 19:00 サイゾーウーマン編集部 映画 【サイゾーオンラインより】 (写真ACより) 最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、3月7日~9日)で、アニメーション作品『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(3月7日公開)が初登場1位を獲得した。 目次 ・『映画ドラえもん』コロナ禍以降のシリーズ最高の初動 ・『ウィキッド ふたりの魔女』、好スタートの要因 ・『映画 ヒプマイ』が9位に浮上の一方、『忍たま』がトップ10圏外へ ・全国映画動員ランキングトップ10(3月7日~9日、興行通信社調べ) 『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』コロナ禍以降のシリーズ最高の初動 3月10日発表の全国週末興行成績ランキングで首位に立った『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は、藤子・F・不二雄氏の漫画『ドラえもん』の劇場版アニメ最新作。ドラえもん(声・水田わさび)やのび太(声・大原めぐみ)たちが絵の中の世界に入り込み、冒険を繰り広げるというストーリーで、主題歌「スケッチ」をシンガーソングライター・あいみょんが担当している。 全国383スクリーンで上映を開始し、初日から3日間で観客動員57万1000人、興行収入7億300万円をあげて1位発進となった同作。実際に観賞したネットユーザーからは、「『ドラえもん』映画史上最高傑作」「アクションシーンに迫力があって驚いた」「王道の『ドラえもん』映画って感じで楽しかったし、もう1回観に行きたい」などと大絶賛の声が続出している。 映画ライターのヒナタカ氏によると、過去作と比べても好スタートを切ったようだ 「歴代最高の興行収入53億7,000万円を達成した2018年公開の『のび太の宝島』は、2日間で動員71万7000人、興収8億4300万円で発進しました。今作はそれには及ばないものの、前作『のび太の地球交響楽』(24年)の公開初日3日間で動員数53万8,000人、興収6億5,600万円という記録を上回り、コロナ禍以降のシリーズでは最高の初動です」 また、今後も客足増加が期待できるという。 「今作は、実在する絵画のパロディが展開するオープニングから面白くて、ロジカルな作劇と、アニメの表現もすばらしかった。『映画.com』が4.3点、『Filmarks』では4.2点というハイスコアをマークしていますし(12日午後7時現在)、口コミにより成績をかなり伸ばす可能性があります。また、ファミリー層にとって、誰もが知る『ドラえもん』は春映画の“鉄板”ともいえますし、4月18日に『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』が公開されるまでは数字を伸ばして、23年公開の『のび太と空の理想郷(ユートピア)』(最終興収43億4,000万円)から3作連続で40億円超えの可能性も高いでしょう」 映画『ウィキッド ふたりの魔女』、好スタートの要因とは? 1位の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』と同じく3月7日に公開されたアメリカのミュージカル・ファンタジー映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、全国375スクリーンで封切られ、初日から3日間で動員32万1000人、興収5億1900万円をマークして初登場2位にランクインした。 シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデがダブル主演を務める同作は、人気ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した2部作の前編。作家のライマン・フランク・ボーム氏が執筆した児童文学『オズの魔法使い』に登場する魔女たちの始まりの物語を描いており、主人公のエルファバ(演:シンシア・エリヴォ)とグリンダ(演:アリアナ・グランデ)の日本語吹き替え声優は、高畑充希と清水美依紗が務めている。 ネット上のレビューを見ると「歌もダンスもストーリーも映像もすばらしく、面白いし泣けた」「ミュージカルを知らなくても十分楽しめると思う!」などと評価されているが、一部では「すごい良かったけど二部作なの知らなくてびっくり」「二部作って知らずに観に行ってる人多いよね? ちゃんと広報されてる?」という指摘も。なお、日本での後編公開日は発表されていない。 「昨年11月22日に公開されたアメリカでは、ブロードウェイミュージカル原作映画史上最高の興行収入を記録し、日本でも24年以降公開の洋画実写史上ナンバーワンのスタートを切りました。全米公開からの絶賛の嵐と、『第97回アカデミー賞』で10部門ノミネートの話題性に加え、日本では劇団四季のミュージカルの認知度が高いおかげもあって、好スタートを切れたのでしょう。「『グレイテスト・ショーマン』(17年)や『ボヘミアン・ラプソディ』(18年)もそうですが、“音楽”が目玉となっている作品は劇場でこそ堪能したいと思う人も多いはず。また『ウィキッド』はアメリカの社会や戦争問題も反映した作品で、差別や迫害の問題は決して他人事ではないことも、観客の共感を集めたともいえそうです」(前出・同) 『映画 ヒプノシスマイク』が9位に浮上の一方、『劇場版 忍たま乱太郎』がトップ10圏外へ 続く3位も、同じく3月7日公開で初登場の『35年目のラブレター』(笑福亭鶴瓶主演)。ノンフィクション作家・小倉孝保氏による同題ノンフィクション(講談社)をもとに実写化した作品で、全国355スクリーンで上映開始。初日から3日間の動員は14万3000人、興収は1億9000万円を記録した。 鶴瓶が演じるのは、読み書きができないまま大人になった主人公・西畑保。結婚し、どんな時も支えてくれた妻・皎子(原田知世)にラブレターを書きたいという目標を持ち、定年退職を機に夜間中学に通い始める……といったストーリー。若き日の保と皎子は、重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じている。 トップ3のほか、8位にも新作『顔だけじゃ好きになりません』(3月7日公開)がランクイン。原作は漫画家・安斎かりん氏が「花とゆめ」(白泉社)で連載中の同題作品で、実写版の主人公・宇郷奏人役に起用された宮世琉弥は、今作が映画初単独主演となる。ヒロイン・知見才南は久間田琳加が演じ、そのほか中島颯太(FANTASTICS)、米倉れいあら若手注目株が出演している。 このように、今回は複数の新作が注目を集めたこともあり、昨年12月20日の公開からトップ10入りし続けていた人気アニメ映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が、上映開始12週目にして初めてトップ10圏外へ。今月に入って興収28億円突破と伝えられていたが、上映終了までに30億円超えなるか――。 一方、前回はトップ10圏外となった『映画 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(今年2月21日公開)が、今回は9位に浮上。3月8日から来場者特典が第3弾の内容(キャラクターメッセージカード、全9種ランダム)に切り替わった影響もありそうだが、全国85スクリーンという小規模上映にしては大健闘しているといえそうだ。 全国映画動員ランキングトップ10(3月7日~9日、興行通信社調べ) 1位:『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(初) 2位:『ウィキッド ふたりの魔女』(初) 3位:『35年目のラブレター』(初) 4位:『ファーストキス 1ST KISS』 5位:『劇場版 トリリオンゲーム』 6位:『知らないカノジョ』 7位:『アンダーニンジャ』 8位:『顔だけじゃ好きになりません』(初) 9位:『映画 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』 10位:『366日』 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2025/03/12 19:08 『ドラえもん』は鈴鹿央士やミキティらがゲスト声優で出演中! 関連記事 『アンダーニンジャ』再浮上の理由はフジテレビ問題? 全国映画動員ランキングトップ10(2025年2月28日~3月2日)広瀬すず主演『ゆきてかへらぬ』トップ10圏外、アニメ『ヒプマイ』はリピーターも! 映画興行収入ランキング(2月21~23日)1位のSnow Man・目黒蓮主演『トリリオンゲーム』、原作ファンの評判も上々! 映画興行収入ランキング(2月14~16日)松たか子『ファーストキス 1ST KISS』2.5億発進、口コミは『はな恋』超え! 映画興行収入ランキング吉野北人主演『遺書、公開。』初週8位で見る人を選ぶ? 映画興行収入ランキング(1月31日~2月2日) 次の記事 佐々木大光主演『ダッドシューズ』観劇レポ >