“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り！【第735回】

中居正広の現在と今後は？　「週刊女性」実兄直撃、「女性自身」ボランティア説

2025/02/18 21:00

神林広恵（ライター）

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る！

　オンラインカジノ賭博で任意聴取されたと報じられた、とろサーモンの久保田かずのぶ。でも、もうすぐ大阪でカジノを含むIRが誕生予定なのに、なんか変――。

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第735回（2／13〜2／18発売号より）
1位「中居正広　兄が明かした弟からの連絡と家族で決めた約束」（「週刊女性」3月4・11日号）
同「中居正広　『能登でボランティア』金で解決を忸怩の贖罪」（「女性自身」3月4日号）
参照「中井貴一　菅田将暉　『フジドラマの受難』ピンチと覚悟」（「女性セブン」3月6日号）
2位「橋本環奈消沈！側近女性が退社していた」（「週刊女性」4・11日号）
3位「柄本時生　個性派すぎる気鋭女優とパラダイス同棲」（「女性セブン」3月6日号）

中居正広の実兄を直撃した「週刊女性」

　何だか一段落してしまったような中居正広性加害問題。特にこれをスクープした「女性セブン」は今回も“誰が被害女性を誘ったか”問題には触れることなく、フジテレビのドラマ収録への影響（例えばロケ現場から協力を拒否される）などの余波をレポートしてお茶を濁している始末。が、そうなると「セブン」以外の女性週刊誌がちょっと変わった中居特集をやるのだから面白い。

　まずは「週刊女性」。引退した中居の近況について本人を直撃するのは難度が高く諦めたのか、中部地方でスーパーマーケットに勤める中居の長兄にターゲットを定めた。そして「週女」は何をしたかというと、スーパーの閉店を待ち、勤務を終えた長兄を直撃したのだ。

　まず「週女」は現在中居を支えていると報じられたダンサー兼振付師の名前を長兄に問いただしたが、しかし兄は「誰だろう？　俺は全然わかんないよ」と答えている。さらに中居とも騒動後連絡をとっていないこと、家族で“連絡するのは落ち着いてから”と話し合ったことなどのコメントを長兄から引き出したのだ。さらに、さらにSMAP再結成についても（笑）。もちろん答えは「わかんない」だ。

　何の成果も情報もない直撃ではあるが、しかし面白い。もっとも捕まえやすい関係者（長兄の勤務先がわかってそこを張り込むだけだから）、取材対象を見つけて直撃するだけなのだが、なんだか昭和の芸能取材・レポートのようで、懐かしい思いまでした。こういう絡め手、嫌いではない。

中居ボランティア説を唱える「女性自身」

　そして「女性自身」も中居の“今後”についてレポートしているのだが、着目したのが、これまでの中居のボランティアと寄付活動だった。SMAPがボランティアに熱心だったのはよく知られた話だが、中居もまた阪神淡路大震災以降さまざまな震災被害に対し、5億円を超えるといわれる寄付をしてきた。

　しかし芸能界を引退し、収入がなくなった今、莫大な寄付は無理となる。そのため「自ら汗を流して復興を手伝いたいという思い」があると「自身」は伝えるのだ。

　なるほど。これまた面白い“推測”だ。被災地が現在の中居を受け入れるかどうかは不明だが、もし中居ボランティアが実現したら、周囲がどんな反応なのかはぜひ知りたいところだ。

　そして設置されたフジの第三者委員会は、3月末をめどに報告書を提出するという。そこで何が明かされるのか。フジテレビの体質（性差別意識も含む）など、どこまでメスが入れられるのか。注視したい。

橋本環奈のパワハラ疑惑続報

　主演のNHK朝ドラ『おむすび』の低調が伝えられる橋本環奈。昨年11月に「週刊文春」（文藝春秋）でパワハラ疑惑が報じられたときは、そのギャップに驚いたが、そのパワハラについて興味深い続報が「週刊女性」で紹介されている。

　「文春」では橋本がマネージャーに“使えねえ”“ふざけるんじゃねえ”などと罵倒し、これまで８人ものマネージャーが事務所を退社したと伝えていたが、しかしその後、さらに橋本の側近でもある女性マネージャーだった社員が退社したという。しかも原因は精神的不調――。

　やはりパワハラは本当だったのか。次々と側近がやめるというのは、やはり橋本になんらかの問題があるとしか思えないしね。それにパワハラ体質って自分は認識していなかったり、認めようとしなかったり、直そうと思っても直らなかったりするものだから始末が悪い。今後も橋本に関しては同様の報道があるかも。好きな女優の一人だから、なおさら残念だ。