サイゾーウーマン芸能テレビ“フジ提供ゼロ社”の影響は? 芸能 【TVer再生数ランキング】 【TVer再生数ランキング】フジ月9『119 エマージェンシーコール』が急浮上! “フジ提供ゼロ社”の影響は? 2025/02/10 15:00 サイゾーウーマン編集部 視聴率 【サイゾーオンラインより】 「月9」枠で主演を務める清野菜名(写真:Getty Images) 月間動画再生数が年々増加傾向にあるという民放公式動画配信サービス「TVer」。公式サイトで公開されている「総合ランキング」をもとに毎週“週間人気ランキング”を作成し、ネット上で話題のドラマや視聴率だけでは見えてこない人気番組を探る。 ※記事内の順位は、2025年1月27日~31日のTVer「総合ランキング」の上位10番組を調査し、ポイントに換算して集計した「サイゾーオンライン」独自のランキング。 目次 ・1位は松坂桃李『御上先生』 ・月9『119』指令管制員ドラマがマンネリ化しない理由 ・提供ゼロのフジドラマ、視聴者ができることは? 1位は松坂桃李『御上先生』、2位は月9『119 エマージェンシーコール』 1位は、前週も首位だった松坂桃李主演『御上先生』(TBS系/日曜午後9時)。文科省のエリート官僚・御上孝(松坂)が高校3年生の担任教師となり、日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”で、ネット上では「こんなに先生も生徒も賢い学園ドラマ、見たことない」「これまでになかったパターンの先生」などと好評だ。 さらに、平均世帯視聴率も1月スタートの連ドラの中では唯一となる2ケタをキープ。今後も高視聴率が期待される。 2位は、横浜市消防局で働く指令管制員たちの活躍を描く月9ドラマで、前週はトップ10圏外だった『119 エマージェンシーコール』(フジテレビ系/月曜午後9時)。ネット上では「すごくいいドラマ」「この仕事のことを知らなかったから、ためになる」などと好意的な声が続出している。 『119 エマージェンシーコール』、現場に出ない指令管制員ドラマがマンネリ化しない理由 ドラマライターの北村有氏がその魅力を語る。 「視聴者から支持されている理由としては、破綻や違和感のない土台がしっかりした脚本と、登場人物の造形にあると思います。本作はいわゆる「救急もの」と呼べるジャンルで、直近でいうと『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021/TBS系)が同系譜上にあると思います。舞台は消防局の通信司令センター、主人公の粕原雪(清野菜名)をはじめ、複数人の指令管制員が市民からの火事または消防の通報を受けます。必然性の少ない通報(ジャンクコール)が増えていたり、外国人からの通報も増えている社会背景を描きながら、『緊急事態において命を最優先に守る』ためにどんな選択が適切なのか、試行錯誤しながら選び取る登場人物たちの姿勢が、安定した脚本で描き出されています。 雪たちはあくまで指令管制員で、現場に出ることがないために画としては動きが少なくマンネリ化しがちです。しかし雪の性格が『とにかく現場に出て観察し、通報者の立場を想像する』といったものなので、主人公の特性を活かしながら物語を柔軟に展開させるのに成功していると思います」 提供ゼロのフジテレビドラマ、視聴者ができることとは? 一方で、月9はフジを象徴する看板枠とあって、いわゆるフジテレビ問題の話題と共に、同ドラマのスポンサー離れが取り沙汰されることも多い。 第3話の放送では提供クレジットがついにゼロになったほか、制作に全面協力していた横浜市会や横浜市消防局のクレジットも消滅し、マスコミはこれを大きく報道。今回2位に急浮上した一因として、フジテレビ問題の報道が結果的に宣伝につながった可能性も否定できない。前出の北村氏は、同ドラマの現状を次のように嘆く。 「『119』は作品の質が良いだけに、こうした影響は残念ですね……。『119』に限らず、影響が及んでしまっている現状を思うと、一視聴者として心が痛いです。出演している役者陣はもちろんのこと、制作側は一つひとつの作品に向き合い、視聴者へ届ける真摯なスタンスを心がけてくれているはずです。作品の受け手にできることは、同じように誠実な姿勢でドラマを楽しむことではないでしょうか」 3位以下は、川口春奈主演『アンサンブル』(日本テレビ系/土曜午後10時)、芳根京子主演『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系/火曜午後10時)と続く。 5位の波瑠主演『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(フジテレビ系/火曜9時)は、第1話時点で提供クレジットが表示されず、ACジャパンのCMが続いたことからSNS上では「アイシーならぬAC」などと揶揄する声も見られた。一方で、波瑠や山本耕史の好演ぶりやダークな空気が漂う演出は好評のようだ。 前週と比べ、2位以下が大きく変動した今回のランキング。今後も『御上先生』が独走状態となるのだろうか。 TVer週間人気ランキング(集計期間:2025年2月3日~7日) 1位『御上先生』(TBS系/日曜午後9時)30pt 2位『119 エマージェンシーコール』(フジテレビ系/月曜午後9時)25pt 3位『アンサンブル』(日本テレビ系/土曜午後10時)20pt 4位『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系/火曜午後10時)18pt 5位『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(フジテレビ系/火曜9時)17pt 6位『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系/金曜午後10時)16pt 同率6位『ホットスポット』(日本テレビ系/日曜10時30分)16pt 8位『いきなり婚』(日本テレビ系/水曜深夜0時24分)14pt 9位『フォレスト』(テレビ朝日系列/日曜午後10時15分)13pt 10位『相続探偵』(日本テレビ系/土曜午後9時)12pt サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2025/02/10 15:00 関連記事 【TVer週間ランキングTOP10】1位と2位は『御上先生』『ホットスポット』、月9『119』はなぜか圏外【冬ドラマ】TVerお気に入り数ランキング|1位は『家政夫のミタゾノ』、『日本一の最低男』はワースト入り【秋ドラマ視聴率推移】清原果耶『マイダイアリー』2%台で歴史的惨敗へ……TVerでも苦戦フジテレビ、7月再放送ラッシュで木村拓哉の“放送禁止ドラマ”復活が期待されるワケ『タイプロ』寺西拓人、配信ドラマ『情事と事情』で見せた色っぽい“ヒモ男”ぶりが沼すぎる 次の記事 STARTOタレントがNHKにノンクレジット出演 >