【イトーヨーカドー】今月6店閉店で【ポッポ】わずか26店にーー絶滅危機でも、店の情熱はすごかった！

　イトーヨーカドーが2025年1月に5店舗を閉店。これにより、ヨーカドー系列のファーストフードチェーン「ポッポ」も店舗数がわずかに……。現在の様子が気になり、久しぶりに利用してきました。

目次

・【ポッポ】とは？　2025年1月にヨーカドー6店舗閉店
・【ポッポ】現在のメニューは？　期間限定品、ポテトも変わった！
・【ポッポ】新登場「札幌風味噌らーめん」実食
・【ポッポ】絶滅危機といわれても、やる気に満ちている！

※商品や価格は2025年1月28日時点の情報です。
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。

【ポッポ】とは？　2025年1月にヨーカドー6店舗閉店

　セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーが運営するファーストフードチェーン「ポッポ」。

　1976年に1号店をイトーヨーカドーせんげん台店（埼玉県越谷市）に開店しました。らーめん、たこ焼、今川焼、ソフトクリーム、お好み焼、フライドポテトなどを販売し、買い物ついでに立ち寄れる利便性や手頃な価格帯が支持されています。

　店舗数は2024年6月時点で35店あったものの、ヨーカドーの閉店に伴い、10月末で29店に減少。以降もヨーカドーの閉店が続き、25年1月は茅ヶ崎店、藤沢店、川崎港町店、南松本店、尾張旭店、花巻店の6店が営業を終了しました。これにより、ポッポは全26店になっています。

　セブン＆アイ・ホールディングスの発表によれば、今後もヨーカドーの閉店は続くことから、ポッポの減少も既定路線です。

　なお、「ポッポ」という店名のゆらいはヨーカドーのモチーフ「鳩」からきているそう。

【ポッポ】現在の様子は？　オリジナルグッズ販売、ポテトも変わった！

　ヨーカドーの食品売り場に併設されたポッポにやってきました。メニューの立て看板の隣に、ポッポのグッズ販売を知らせる看板もあります。今川焼のクッションやオリジナルバッグなど、ちょっと気になるデザインですね。

　店頭では、新登場メニュー「札幌風味噌らーめん」（690円）が推されています。ポッポでは現在、「ポッポらーめん紀行」というフェアを展開していて、日本各地の名物らーめんをポッポ風にアレンジして提供しているんです。筆者は24年7月に、同フェアの「熊本風豚骨らーめん」をいただきました。

　札幌風味噌らーめんのほか、期間限定メニューは「たこ焼き　トマト＆チーズ」（8個650円）、「いちごソフト」（270円）、「いちごミルクソフト」（260円）となっています。

　なお、この店舗では取り扱いがありませんが、公式サイトには「今川焼 お芋とあずき」（150円）も新登場メニューで紹介されています。

　ポッポで大人気のフライドポテトをチェックすると、「復活!!山盛りポテト!!」という文字と「ポテトに使用するジャガイモも細くてサクサクに変わりました！」と書かれています。

　店舗数が減っていく一方でも、リニューアルを続ける姿勢にポッポ側の「もっとおいしくしたい！」という熱意を感じます！

　今回は、期間限定の新作「札幌風味噌らーめん」をいただきます！

【ポッポ】新登場「札幌風味噌らーめん」（690円）実食

　こちらがポッポの期間限定「札幌風味噌らーめん」です。

　こっくりした色の味噌スープにコーンが乗っていると、北海道感があってテンションも上がりますね！　トッピングされたバターもワクワクするなぁと、近くに寄って見てみると……すりおろした生姜!?

　まさかの生姜に意表を突かれ、「え？」と声が漏れてしまいました。味噌バターならぬ、味噌生姜。ポッポ流の札幌風味噌らーめんはどんな味わいなのか？　さっそく食べてみます。

　まずはスープから。味噌のこっくりさに、揚げネギがアクセントになっています。生姜を溶かして食べると、どっさりした量の割にはピリリとした刺激は優しめ。むしろ、味噌の味に奥行きが出てきて相性バツグンです。これは、かなりおいしい！

　麺は中太ちぢれ麺で、おいしいスープをまとってチュルチュルいけます。

　チャーシューの下には、キャベツ、もやし、にんじん、ほうれん草といった野菜がたっぷり。コーンも甘くて、生姜味の味噌スープにバッチリです！

　チャーシューは食べ応えあるサイズが2枚。ポッポおなじみの丸いチャーシューではなく、四角形に近いタイプです。

　それにしても、やっぱりスープがおいしい！　公式サイトによると白湯系スープベースに数種の味噌をブレンドしているとのこと。さらに、食べ進めるほどに生姜のパワーで体がホカホカしてくるのも、うれしいですね。名残惜しい気持ちで完食しました。

【ポッポ】絶滅危機といわれても、やる気に満ちている！

　今回、久しぶりにポッポを利用しましたが、新作メニューのみならず、オリジナルグッズの販売や、人気メニュー・フライドポテトのブラッシュアップまで行っていたと知り、ポッポサイドの情熱をすごく感じました。

　絶滅危機にあるといわれるポッポ。しかし、店はまだまだやる気に満ちているとわかり、感激です。今後も定期的に利用したいと思います！

サイゾーウーマン編集部

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