【シャトレーゼ】大人気151円「バターどらやき」超えた! 全7品食べてわかった「文句なしのベスト1」
近年、販売するスイーツのリーズナブルさとおいしさから注目を集める食品メーカー「シャトレーゼ」。同チェーンの人気商品のひとつであるどら焼き7種類をグルメライターが食べ比べ、ランキング形式で紹介してみました。
目次
・【シャトレーゼ】店舗数1,000店舗を突破!
・どら焼き全7品を実食
・どら焼きおすすめランキング1位は?
・ランキング下位は変わり種と低糖質がズラリ
【シャトレーゼ】店舗数1,000店舗を突破!
株式会社シャトレーゼが運営する食品メーカー&小売業チェーンの「シャトレーゼ」。自社工場で生産するスイーツを中心とした食品を店舗で販売するチェーンです。直売の強みを生かしたリーズナブルさと、クオリティの高い商品は多くのファンを獲得し、今年の1月には国内外店舗数1,000店舗を突破。
ニュースサイト「ダイヤモンド・チェーンストア・オンライン」が昨年の11月13日に公開した記事によれば、13期連続で増収を果たすなど、現在勢いがあるチェーンです。
そんな「シャトレーゼ」の人気商品のひとつに数えられるのがどら焼き。2021年に放送された人気テレビ番組『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)の「シャトレーゼVS超一流スイーツ職人」でも、「北海道産バターどら焼き」が開発担当者オススメ商品の1位にランクイン。スイーツ職人たちのジャッジでも見事満場一致での合格となっていました。
最近ではコンビニなど自社店舗以外にも卸売りしており、「ローソン」ではこの「北海道産バターどら焼き」とほぼ同じ商品と思われる「バターとら焼き(誤植ではなく、「と」ら焼きです)」を販売。ネットなどでも人気を集める商品となっています。
【シャトレーゼ】どら焼き全7品を実食
そんな「シャトレーゼ」が販売するどら焼きの味に興味を持った筆者は、店舗を訪れ7品を購入。実食してランキング形式にしてみました。
・北海道産大納言どらやき 151円(税込み、以下同)
・北海道産バターどらやき 151円
・茨城県産和栗どらやき 237円
・北海道生どら 129円
・もなどら こしあん 151円
・もなどら さつまいも 172円
・糖質90%カットのどらやき 183円
どら焼きを7つ買っても合計1,174円と、「シャトレーゼ」の商品のお得感は購入時点でかなり伝わってきましたが、もちろん大事なのは味。
今回は上記の品々を、味、食感、コスパという3つの指標について、それぞれ5点満点にして評価をしていこうと思います。
【シャトレーゼ】「どら焼き」おすすめランキング
7位:糖質90%カットのどらやき 183円
味:★★☆☆☆
食感:★☆☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆
計 4点
今回、残念ながら最下位となってしまったのは「糖質90%カットのどら焼き」でした。1個当たりの糖質(エリスリトールは除く)が3.9gと、筆者のように糖質が気になる人向けの商品です。
生地はパサパサ、中に入っている低糖質のあんこは、まるでぜんざいの豆がない部分のように、ネトッとした食感、かつ小豆のおいしさが希薄な味わいで、かなりゲンナリ。低糖質食品であることを加味しても、ちょっとないな、と個人的には思ってしまいました。
6位:もなどら こしあん 151円
味:★★★☆☆
食感:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
計 6点
6位は「もなどら こしあん」でした。こちらは上がどら焼きの皮、下が最中の皮になっているという変わり種の商品でしたが、口に入れると下にある最中の皮が先に舌へと触れるため、どら焼き要素を感じられないのが難点。
重めのあんこと、中に餅が入っている点も、ふわふわのどら焼きの皮の食感の魅力を感じにくくする部分となっており、「もう素直に最中が食べたい!」と思ってしまいました。味は悪くありませんが、どら焼きとしての食感は最低点に近いため、今回はこの位置にしたいと思います。
5位:もなどら さつまいも 172円
味:★★★★☆
食感:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
計 7点
5位は、6位と同じく「もなどら」シリーズの一品。こちらはさつまいもあんが純粋においしかった点で「こしあん」よりも高得点となっていますが、問題点としてはまったく同じ。
そもそも、パリッとした食感を持ちながらも、食べ進めるうちに口の中に貼りついてしまう最中の皮と、ふわふわ食感がウリのどら焼きの皮って、お互いの相性がかなり悪いんじゃないかと思うんですが、どうしてニコイチにしようとしたんでしょうか……? とはいえ、こうしたチャレンジを行う姿勢もまた、「シャトレーゼ」の魅力なのかも知れません。
4位:茨城県産和栗どらやき 237円
味:★★★☆☆
食感:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆
計 8点
4位は「茨県産和栗どらやき」。こちらは今回購入した商品の中で最も高い(と言っても200円台前半ではありますが)商品であったため、かなり期待をしながら食べました。
しかし、栗あんとどら焼きの皮は単品だと両方ともかなりおいしいものの、一緒に食べると絶妙に合わないというミスマッチを感じました。あくまでも筆者の好みではありますが、あんこは普通の小豆を使ったものを使い、その中に細かく刻まれた栗の甘露煮が入っているような形のほうが、どら焼きとしての完成度が高くなるように思います。
3位:北海道産バターどらやき 151円
味:★★★★★
食感:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
計 10点
3位となったのは、冒頭でも紹介した「シャトレーゼ」のどら焼きにおけるフラッグシップ商品でもある「北海道産バターどらやき」。近年あんバターがブームになったことからもわかる通り、あんこと少し塩気のあるバタークリームの相性は抜群で、味わいは満点。
しかし、ほかのどら焼きよりも生地がちょっとパサついているように感じたことから、食感の部分で伸び悩み、3位となりました。一押しの商品だけに見た目も特別感を出したいのかもしれませんが、ほかと同じ生地のほうがおいしいかも?
2位:北海道産大納言どらやき 151円
味:★★★★☆
食感:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
計 11点
2位は、スタンダードなどら焼きである「北海道産大納言どらやき」。ふんわりとした生地の軽さと、粘り気が強く、ちょっと甘めながらも、素朴な味わいのあんこがベストマッチで「これぞどら焼き!」と言いたくなるような正統派のおいしさでした。
味わいだけみると「北海道産バターどらやき」のほうが好みですが、どら焼きらしい食感がこちらのほうが上で、僅差ながら総合点で軍配が上がりました。やっぱり生地をこっちに統一したほうがいいのでは……。
1位:北海道生どら 129円
味:★★★★★
食感:★★★★★
コスパ:★★★★☆
計 14点
1位は「北海道生どら」。こちらは「北海道産バターどらやき」のバターの部分が生クリームになったような構成なのですが、皮の生地がほかのものよりも軽めで、さらに食感が良く感じました。
また、クリームとあんこの組み合わせも、バターに比べると少し軽めながら十分パンチがあるというバランスの良い味わいで、こちらも満点。そんなハイレベルな味わいを持っているのに、今回購入した商品の中で一番安いというのもかなりうれしいポイントで、総合的に文句なしのベストでした。
【シャトレーゼ】ランキング下位は変わり種と低糖質がズラリ
以上、「シャトレーゼ」で販売されているどら焼き7品をランキング形式で紹介しました。購入時にはワクワク感を抱いていた変わり種や低糖質商品がランキング下位にズラリと並んでしまったのは少し残念でしたが、それだけ王道の味わいを持つ上位商品のレベルが高いということかも知れません。
この生地で興味を持った方は、ぜひこの記事を参考に、「シャトレーゼ」でお気に入りのどら焼きを探してみてくださいね。