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『恋と友情のあいだで』『いちばんすきな花』に並ぶ、大ヒット『このままじゃ私たち、親友らしくいられない』がすごいワケ

2024/11/15 17:00

サイゾーウーマン編集部

　男女の友情は成立するのか？　時代を問わず関心を集めるこのテーマを題材にした注目の作品を紹介します。

・『いちばんすきな花』ほか、男女の友情は成立するのか？
・『恋と友情のあいだで』のセリフ「一線を越えていない男女の友情のほうがよっぽどタチが悪い」
・『このままじゃ私たち、親友らしくいられない』あらすじ

『いちばんすきな花』ほか、男女の友情は成立するのか？

　男と女に友情は成立するのか？――古今東西、はるか昔から繰り返し議論されてきた永遠のテーマですよね。

　最近ではドラマ『いちばん好きな花』（フジテレビ系）が4人の男女を題材に、友情と恋愛を描いて話題を集めました。

　メインキャストの多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人が演じるキャラクターは、それぞれ「唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達ではなくなってしまった」「結婚を考えていた彼女を、彼女の男友達に奪われた」「友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」といった問題を抱えたアラサー。

　悩みの内容に共感する人も多かったようで、22年の大ヒットドラマ『silent』（同）制作陣が手掛けたことも関心を高めました。

『恋と友情のあいだで』「一線を越えていない男女の友情のほうがよっぽどタチが悪い」？

　また、ネット上で賛否を巻き起こし、検索ワードに「気持ち悪い」とまでサジェストされるほど反響を集めたのが、『恋と友情のあいだで』。もとはwebサイト「東京カレンダー」での連載コラムで、同名の配信マンガ、コミック本（集英社）のすべてヒット！　22年にはフジテレビ系でドラマ化されています。

　主人公はハイスペ男性を狙う港区女子の里菜。しかし、青春時代を一緒に過ごした同級生・廉のことを忘れられず、廉のほうも里奈に同じ思いを抱いているのに、それぞれが別の相手と結婚して……というあらすじ。

　廉の妻となった美月は、二人の関係を客観的に見つめて「一線を越えていない男女の友情のほうがよっぽどタチが悪いんだから」と思い至ります。やましいことがないプラトニックな関係だから他人も批判できないという指摘に、深く納得する人もいるのでは？

『このままじゃ私たち、親友らしくいられない』あらすじ（ネタバレなし）

　そんなふうに厄介なプラトニックな男女の友情を描いて、大ヒットを記録中のマンガが『このままじゃ私たち、親友らしくいられない』。

　登場するのは、高校の3年間ずっと一緒に過ごしてきたヒロインの南野と親友の北沢。大学卒業後、社会人になってからも親友関係は続き、ある日、女友達とルームシェアをする予定だった南野が「彼氏ができた」と友達にキャンセルされてしまいます。

　そこに、「俺、一緒に住めるけど」と言ってきたのが北沢。仕事場も近いからちょうどいいし、「友達なんだから、困ったときはお互い様じゃない？」と話す北沢と、軽い気持ちで同居をスタートします。

　それぞれの部屋もあるし、今までと一緒に振る舞えば大丈夫と思っていたものの、実はずっと北沢のことが好きで、気持ちを隠してきた南野。同居生活が1年を迎えたころ、「すごく楽しいけど、このままじゃ親友らしくいられないっていうか…」と、別々に暮らすことを切り出しますが、北沢はその口を塞ぐようにキス！　「俺で良くない？」と提案します。

　8年にも及ぶ男女の友情が、この一言で一線を越えていくのですが、二人の絡みがとにかく濃厚!!　お互いに好きだったことがわかり、過去の記憶や嫉妬などで感情がぐちゃぐちゃになりながら求め合う二人の姿が、一番の見どころです。

　口コミレビューでは「18Rに多い喘ぎ表現も控えめなのが、逆に生々しいエロさがあります」「長い友達の期間を経て、セックスをした後の二人の朝の風景がとても良い」「一線超えたときのエロさもよいのですが、それ以上に切なさもあって、キュンとしてしまいました」「えっちの描写もエロくて良かった」などの反響が寄せられています。

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