【秋ドラマGP帯】TVerお気に入り数ランキング、ワースト2位の清原果耶『マイダイアリー』下回る最下位は？

2024/11/11 08:00

仲宗根由紀子（エンタメライター）

清原果耶の画像 — 実力派若手俳優の筆頭といわれる清原果耶（写真：サイゾーウーマン）

　10月にスタートした夏ドラマについて、午後8～10時台に民放キー局（日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京）で放送中の連ドラを対象に、民放公式動画配信サービス・TVerのお気に入り数を集計。ワースト5を紹介します。

ワースト1位は藤木直人主演『D＆D ～医者と刑事の捜査線～』

　午後8～10時台に民放キー局（日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京）で放送中の連ドラを対象に、民放公式動画配信サービス・TVerのお気に入り数を集計。下位5作品をワーストランキングとして紹介する。

　残念ながらワースト1位となったのは、藤木直人主演『D＆D ～医者と刑事の捜査線～』（テレビ東京系、金曜午後9時）で、お気に入り数は27.1万だった。

　テレ東は、10月の改編「ドラマ8」枠と『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！』を枠交換する形で新設ドラマ枠「ドラマ9」を新設。『D＆D ～医者と刑事の捜査線～』は「ドラマ9」枠の第1弾作品となる。

　同ドラマは、藤木演じる医者と寺島進演じる刑事によるバディもの。社会からこぼれ落ちてしまった人々の起こす事件に医者と刑事それぞれの立場で向き合い、難事件を解き明かしていく完全オリジナル脚本のヒューマンミステリードラマだ。

　なお、藤木が地上波連ドラで単独主演を務めるのは、09年4月期の『夜光の階段』（テレビ朝日系）以来15年半ぶり。ネット上では「先が読めないストーリーでなかなか面白い」「医者ものと刑事もの両方見れるお得なドラマ」と好意的な声も目立つが、一方で「内容が薄い」と不満の声もあるようだ。

ワースト2位は清原果耶『マイダイアリー』、視聴率も苦戦

　ワースト2位となったのは、実力派俳優の清原果耶が主演を務める『マイダイアリー』（テレビ朝日系、日曜午後10時15分）で、お気に入り数は33.7万だった。

　同ドラマは、朝日放送テレビと東映東京撮影所が制作するヒューマンドラマ。社会人1年目となった主人公が各話で大学時代の思い出を振り返る内容で、主人公の友人役を佐野勇斗、吉川愛、見上愛といった旬の俳優たちが演じる。

　初回は平均世帯視聴率3.4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）、個人2.0％で低空発進となった同作だが、3日放送の第2話では世帯2.3％、個人1.2％とさらにダウン。

　若者へのアプローチが期待できるキャスティングであったが、「10代女性利用率が3割超え」のTVerにおいても、かなり苦戦しているようだ。

ワースト3位は竜星涼＆八木莉可子『潜入兄妹特殊詐欺特命捜査官』

　ワースト3位は、竜星涼と八木莉可子がダブル主演を務める『潜入兄妹特殊詐欺特命捜査官』（日本テレビ系、土曜午後10時）で、お気に入り数は46.3万だった。

　オリジナル脚本の同作は、同局で過去に放送された『大病院占拠』『新空港占拠』『ボイス 110緊急指令室』のシリーズを手掛けたスタッフが制作。

　「巨大犯罪組織を殲滅すべく組織に潜入した兄妹の活躍譚」という内容だが、放送前から「キャストが地味」と指摘されていたせいもあってか、嵐・櫻井翔が主演を務めた『占拠』シリーズほどの盛り上がりは見せていない。

　なお、一部報道によれば、同局『24時間テレビ』のキャスティングをめぐってSTARTO ENTERTAINMENTと日テレの関係に溝ができたことから、今期予定していた『占拠』シリーズの続編が取りやめになったといううわさも業界内で飛び交っている様子。

　真偽は不明だが、『占拠』シリーズは熱心なファンも多いだけに、シリーズの行方が気になる。

　以下、『民王R』（テレビ朝日系、火曜午後9時）『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』（日本テレビ系、日曜午後10時30分）と続く同ランキング。最終回へ向けて、順位の変動はあるだろうか。

2024年10月期秋ドラマ、TVerお気に入り数ワースト5（民放5局GP帯、11月8日時点）

1位『D＆D ～医者と刑事の捜査線～』（テレビ東京系、金曜午後9時）　27.1万
2位『マイダイアリー』（テレビ朝日系、日曜午後10時15分）　33.7万
3位『潜入兄妹特殊詐欺特命捜査官』（日本テレビ系、土曜午後10時）　46.3万
4位『民王R』（テレビ朝日系、火曜午後9時）　51.7万
5位『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』（日本テレビ系、日曜午後10時30分）　59.8万