ジャスティン・ビーバーがP・ディディから「トラウマを受けた証拠」とは? 

2024/10/12 12:00
堀川樹里(ライター)
2020年3月、ロスアンゼルスでのuジャスティン・ビーバー(C)GettyImages

 P・ディディの事件に関して、SNSやタブロイド紙でさまざまに取り沙汰されているジャスティン・ビーバー。激痩せもディディから受けたトラウマのせいだとうわさされているが、その一方で「彼が傷ついているのは、ディディではなくネットのうわさや臆測報道なのでは?」と非難する声も日に日に増している。

目次

ジャスティンがP・ディディから「トラウマを受けた証拠」とは?
AI生成されたジャスティン・ビーバーの告発ソングが拡散
ジャスティンは「すべてを話すべき」「疑惑を知らないはずはない」

ジャスティンがP・ディディから「トラウマを受けた証拠」とは?

 最近、痩せていく一方だとファンから心配されているジャスティン。7月にインドの大富豪の息子のプレウェディングセレモニーでパフォーマンスした時に「変な痩せ方をしている」と騒がれたのがきっかけで、最新のパパラッチ写真では首もウエストも激細なのが確認できる。

 ネット上では、性的虐待、性的人身売買疑惑で逮捕されたディディから受けた過去のトラウマが蘇り、メンタルがやられてしまったともっぱらのうわさだ。

 「トラウマを受けた証拠」として、ディディの邸宅で泊まり込みの修業を受ける時の映像、その後ディディから「大スターになったら俺とはもう遊ばないのか」と言われて気まずそうにしている映像がネット上には出回っている。ほかにも、ディディがジャスティンに対して高圧的な発言をしているトーク番組の映像も掘り返され、「ジャスティンはディディの被害者」「ディディにピーチ(おしり)を掘られたトラウマに苦しんでいる」と多くの同情を集めるようになった。

 さらには、「ジャスティンにはぜひ裁判の証言台に立ってほしい」「ジャスティンがディディを告発したら、音楽業界の悪い習慣を断ち切ることができる」などと求める声も高まっている。

AI生成されたジャスティン・ビーバーの告発ソングが拡散

 そんな中、ディディの告発ソングだとされる「ディディ・パーティ」がSNSで拡散された。

 「ディディのパーティで自分を見失った」「こんなふうになるなんて知らなかった」「僕は新しいフェラーリーに乗りたいだけだったのに」「でもその代償は魂を捧げるよりも大きなものだった」「彼が謝罪しなくてもよいように書類に署名させられた」などという歌詞で、これを歌っている声の主はジャスティンだとされている。

 「ジャスティンが告発した!」「勇気のある行為」だと賛辞が続出した一方、米FOXなど大手メディアは「明らかにジャスティン・ビーバーの声を模してAI生成されたフェイクソング」だと報道。しかし、ジャスティンがディディの被害者でトラウマに苦しんでいるという臆測はヒートアップする一方だ。

ジャスティンは「すべてを話すべき」「疑惑を知らないはずはない」

 米ゴシップ誌「Usウィークリー」は、「過去に仲が良かったディディの疑惑を知り、ジャスティンは嫌悪感でいっぱい」「メンタルヘルスの悪化に苦しんでいる」という情報筋の話を報道。

 「ディディ関連のことからはできるだけ距離を置くようにというアドバイスも受けている」ため、「自分を守ることで必死」だそうで、「ディディの件には一切の関わりを持ちたくないと思っている」のだと伝えた。

 この報道にネットは炎上。「ウブだった15歳の頃はともかく、タトゥー入れまくって上半身裸でイキっていたハイティーンの頃もディディとパーティしてたんだから、疑惑を知らないはずはないでしょ」「もしかしてフリーク・オフにも参加してたんじゃない? 自分にも火の粉が降りかかるとおびえて食欲が落ちたんでしょ」などとジャスティンを叩く声が噴出した。

 「もし楽になりたいのならすべてを話すべき。真実を明かさないから苦しいんだ」と諭すような意見も出ており、お祭り騒ぎとなっている。

 ネット上には「ジャスティンが傷ついているとしたら、うわさや報道が原因なのでは」とマスコミ側を批判する声も出ているが、「ジャスティンはディディの被害者」「加害者でもあるかもしれない」といった声にかき消されている状態だ。

 渦中のジャスティンだが、ディディの逮捕や疑惑に関して現時点でコメントは出していない。「Usウィークリー」は、「ジャスティンは8月に待望の第一子が誕生したばかりで、「父親である幸せのほうが、ディディに対する不安より勝っている」とも伝えていたが、ゴシップ誌だけに臆測報道である可能性が高く、本人からしたらうんざりでしかないだろう。

  現地時間7日、妻のヘイリー・ビーバーはインスタグラムのストーリーに、休暇中のジャスティンがパパラッチに中指を立てている写真を「今の気分」というキャプションをつけ投稿。これを、世間に対する「いい加減にしろ」「放っておいてくれ」というジャスティンのメッセージだと受け止めているファンも多くいる。

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/10/12 12:05
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