SixTONES・ジェシー&綾瀬はるか“婚前旅行”をスクープした「女性セブン」がすごいワケ
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
今月公開の映画『スオミの話をしよう』の宣伝のため長澤まさみ露出が目立つ。あまり地上波やバラエティに顔を出さない俳優を拝めるのが映画や番宣の機会だから、ありがたく見ている。そして思った。長澤って二宮和也、伊勢谷友介などとの熱愛報道はあったものの、もう10年以上本格スキャンダルが報じられていない、と。先週「女性セブン」の松本潤との密会記事も熱愛とは違うようだし。なぜだ!!??
目次
・今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
・ジェシーとの婚前旅行をスクープ! 綾瀬はるかネタに強い「女性セブン」
・滝川クリステルはなぜ嫌われるか
・女性総理が誕生したら日本はどうなる?
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第715回(9/12〜9/17発売号より)
1位「独走スクープ 綾瀬はるか 恋人ジェシーの実家ラスベガスへ万感の4泊6日デート」(「女性セブン」10月3日号)
2位「滝クリ 総理夫人になったら別居!」(「女性セブン」10月3日号)
3位「自民党総裁選直前! だから私たちには女性総理が必要だ!」(「女性セブン」10月3日号)
※ 「女性自身」「週刊女性」は合併号休み
ジェシーとの婚前旅行をスクープ!綾瀬はるかネタに強い「女性セブン」
やはり「女性セブン」は強い! 7月、綾瀬はるかとSixTONES・ジェシーとの熱愛をスクープした「セブン」(8月8・15日号)。記事によると熱愛どころか、すでに同棲して結婚も視野の真剣交際だという超ド級のスクープだったが、そんな「セブン」が今度は2人の“婚前旅行”をスクープした。
記事によると、綾瀬とジェシーはラスベガスに4泊5日のお泊り旅行を敢行、9月上旬に成田空港に帰国したという。ラスベガスはジェシーの父親の出身地で親戚も数多くいる“第二の故郷”。そこに恋人を連れて行き“お披露目”をしたのでは、と記事は推測している。
さらに同誌の巻頭グラビアには、綾瀬とジェシーが20分差で成田空港到着ロビーに“上下黒”というおそろいの服装で姿を見せたカラー写真も掲載されている。「セブン」の堂々のスクープ第二弾だ。
第一弾の熱愛記事でも綾瀬、ジェシー双方の事務所とも交際を認めるコメントを出していたことから、結婚も近いのでは!? と世間をザワつかせた2人だが、そんな報道が出た直後、そして世間や芸能マスコミの注目が集まる中でのラスベガス旅行は驚きだし、また2人の本気度を物語っているといえる。
同時に驚いたのが、綾瀬ネタに関して「セブン」が“またも強い”と証明したことだ。遡ってみれば20年7月、綾瀬と韓国人俳優ノ・ミヌの熱愛をスクープしたのも「セブン」だった。その後2人は破局したが、破局を報じたのも「セブン」。
そして今回のジェシーとの熱愛をスクープしたのも「セブン」。さらに、さらに「セブン」は時をおかず今度は2人の“婚前旅行”をスクープ。まさに独壇場だ。
特に今回の婚前旅行スクープは、詳細な情報があったと考えられる。ラスベガス旅行をキャッチし、旅行日程や帰国日、帰国便など、ある程度詳細な情報を特定できなければ、成田で2人の姿をキャッチすることは不可能だったはずだから。よっぽどディープなネタ元がいるのだろう。
そして気になるのが、2人の今後の行方だ。今年結成10年目、そしてデビュー5年目という節目を迎えるSixTONESにあって、今回のジェシーの熱愛・婚前旅行報道にファンからの批判や落胆の声も多い。
一方で綾瀬の事務所・ホリプロでは「ホリプロ三人娘」の石原さとみが結婚・出産を経ても見事仕事に復帰し、その人気や評価もますます高くなったという経験則を得た。よって39歳の綾瀬の結婚をこれ以上強く阻止することも考え難い。
同時に数多くの企業CMに出演する綾瀬には仕事、スポンサーなどかなりの根回しも必要――。そんな外野のさまざまな思惑がからむ大物芸能人同士の熱愛。今後も目が離せない。
滝川クリステルはなぜ嫌われるか
そしてもう一人、大きな注目を浴びているのが滝川クリステル、そう自民党総裁選挙に出馬表明した小泉進次郎の妻である。
「女性セブン」は2号前にも3ページにわたる滝クリの特集を組み、滝川の過去の恋愛遍歴から、夫・進次郎を支配し、ぞんざいに扱っているさまなどを報じていた。そして今回も再び3ページもの特集だ!
記事には、進次郎の政策や主張に多大なる影響を与えている滝川の存在と、その支配が描かれる。特に進次郎が主張する選択的夫婦別姓導入は滝川の影響であり、また結婚の際「政治には関与しない」と宣言した滝クリだが、今回の総裁選に関しても滝川の事務所が「今回の総裁選に対しても、滝川が関与することはございません」とコメントを発表していること。
もし進次郎が首相になっても、愛犬ファーストの滝川は“ペット禁止”の首相公邸には住まずに別居するのではとの推測、さらに地元横須賀で滝川の姿が目撃されず、後援会関係者も「奥さまも、もっと地元に入るべきでは」との声もあること――などなどが紹介される。つまり滝川の“今どき”な動きに反発があるというものだ。
しかし滝川の考えや行動は、本当に批判されるようなことなのだろうか。多様性やジェンダーフリー、女性の自立や社会進出がうたわれる現在、滝川のやり方もひとつの選択であり手段ではないのか。
妻も自立し、夫とは別の仕事や社会活動をしている。そんな滝川のような妻なら、それらをやめてまで夫の政治活動の補助やサポートを強要されるなんてまっぴらだろう。また夫婦が逆だった場合もしかり。もし女性が総理になったら、夫は仕事をやめないといけないのか? 記事を読むと、そんな疑問も浮かぶ。
もちろん「セブン」記事は、滝川を一方的に批判するものではない。でも言葉の端々に“滝川のことが嫌い”という匂いが、どうしても出てしまう。まあ、滝川は特に女性からのの好感度は高いとはいえないからね。女性週刊誌もそこに引っ張られるのは仕方ないかも。
同時にファーストレディになるかもしれない滝川の過去や言動を検証するのは、当然の論評活動でもある。今回の「セブン」もそうした“材料”を読者に与えてくれる。さらには“滝川がなぜ嫌われるか”考える意味でも有益な記事だった。
女性総理が誕生したら日本はどうなる?
そんな「女性セブン」で女性総理待望論の特集記事が! 記事には、“現在の日本政治で女性に対する政策が的を射ていないのは女性議員が少ないから”であり、“女性総理が誕生すれば政策の優先順位も変わってくる”などなど、女性の視点の重要性、女性総理待望論が展開されている。素晴らしい。
日本は毎年世界経済フォーラム(WEF)が発表する“世界男女格差ジェンダーギャップ指数”において146カ国中118位(2024年)など、いつもいつも低い! 低すぎる! 恥ずかしいほどに。
特に政治・経済分野はその傾向が強いが、そんな男女格差いっぱいの日本も、女性総理が誕生すれば少しは前進するかもしれない。そんな淡い期待を抱くレポートだった。