木村拓哉、最新アルバムが初日4.4万枚で前作より売り上げダウン――その要因は「宣伝不足」？

　木村拓哉が2年7カ月ぶりにリリースしたオリジナルアルバム『SEE YOU THERE』が、8月13日付の「オリコン デイリー アルバムランキング」で初登場1位を獲得。竹内まりや、吉田拓郎、KinKi Kids・堂本剛といった有名アーティストが楽曲制作に参加し、購入者向けの豪華キャンペーンも用意されているものの、売り上げは前作よりも微減した。

目次

・木村拓哉、アルバム発売で豪華キャンペーン実施
・初日売り上げは4.4万枚！　前作よりダウンの要因とは？

木村拓哉、2年7カ月ぶりのアルバム発売で豪華キャンペーン実施

　3枚めのソロアルバム『SEE YOU THERE』は、初回限定盤A（CD+豪華ブックレット仕様）、初回限定盤B（CD+DVD）、通常盤（CDのみ）の3形態でリリース。加えて、ファミクラストア オンラインショップ限定盤として、crew盤（ファンクラブ限定盤）も販売している。

　CDには竹内、吉田、堂本のほか、AI、久保田利伸、柳沢亮太（SUPER BEAVER）らアーティストからの提供楽曲が収録されているほか、木村とプライベートでも仲の良い明石家さんまがラブソング「メニュー」の作詞を担当した。

　また、木村が主演を務めた連続ドラマ『風間公親-教場0-』（フジテレビ系、2023年4月期放送）の主題歌で、Uruが歌っていた「心得」のカバーも収録。8月14日、音楽配信サービス・Spotifyにて全曲配信をスタートした。

　そんな今作は、初回限定盤A・B、通常盤（初回プレス分のみ）に封入されている「SEE YOU THERE 購入者限定応募カード」に記載のシリアルコード1つを使って応募可能なリリース記念のプレミアムイベント招待キャンペーンや、オリジナルグッズのプレゼントも実施。

　Aコースの「購入者限定プレミアムイベント」は、来年1月12日に都内某所で開催が予定され、当選者は400名とのこと。また、Bコースの当選者は600名で、オリジナルシューホーン（キーホルダー型靴ベラ）がもらえるといい、それぞれ1人何口でも応募可能だという。

　さらに、一部CDショップでは8月13～14日の2日間、アルバムの購入者を対象に、『SEE YOU THERE』のオリジナルTシャツが抽選で当たる抽選会も行い、特賞のTシャツ以外にも、参加賞でオリジナルステッカーをプレゼントしていたようだ。

木村拓哉、最新アルバムは初日4.4万枚！　売り上げダウンの要因とは？

　こうして、アルバムオリジナルグッズなどを特典につけた結果、初日売り上げは4万4,124枚を記録。「オリコン デイリーランキング」では堂々の首位スタートを切るも、前作『Next Destination』（22年1月発売）の初日4万5,593枚をわずかに下回った。

「16年末にSMAPが解散した後、ソロアーティストとして活動している木村は、20年1月に1stアルバム『Go with the Flow』をリリース。同作の売り上げは初日6万4,986枚、初週12万6,831枚をマークしました。続く『Next Destination』の初週は7万1,280枚でしたから、アルバムを出すごとに売り上げが下がっている状況です。なお、1枚目と2枚目のアルバムも昨年7月にSpotify限定でサブスクが解禁されました」（男性アイドルに詳しい記者）

　とはいえ、木村のアルバムに関しては「宣伝する機会が少なかったのではないか」（同）という指摘も。木村は公式YouTubeチャンネルを開設しており、ラジオ番組『木村拓哉 Flow』（TOKYO FM）でパーソナリティも務めているものの、現在テレビ番組のレギュラーはなし。

　発売当日には自身のインスタグラムアカウントで初のライブ配信を行ったが、プロモーションといえるものはこのくらいで、テレビのバラエティに出演してPRすることはなかった。

「なお、歌番組は4年前に『SONGS』（NHK総合、20年2月29日放送）へ出た以降、目立った露出がありません。今作についても、今のところ『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）や、『CDTV ライブ！ ライブ！』（TBS系）などの番組出演情報は発表されていません」（同）

　そんな木村は、9月29日～12月25日にかけて、全国5都市を回るコンサートツアー『TAKUYA KIMURA Live Tour 2024 SEE YOU THERE』を開催する。

「現在、ファンが木村に会える機会はこうしたコンサートや、ドラマや映画に関連したイベントくらいでしょう。アルバム購入者限定のプレミアムイベントの応募は8月18日午後11時59分までですから、締め切りまでに売り上げが伸びる可能性もあるのかもしれません」（同）

　1枚目のアルバム以降、売り上げは右肩下がりの木村だが、この現状を打破できるだろうか？