Kis-My-Ft2、アルバム初日8.9万枚で過去最低記録……限定版では北山ファンにサプライズが?
Kis-My-Ft2(以下、キスマイ)にとって通算10枚目となるオリジナルアルバム『Synopsis』が、5月7日付の「オリコンデイリーアルバムランキング」で初登場1位を獲得した。北山宏光のグループ卒業後、6人体制になってから初のアルバムリリースとなったが、初日売り上げは“過去最低”を記録したという。
目次
・Kis-My-Ft2、最新アルバムが初日8.9万枚
・アルバムの売り上げ大幅低下防止? 特典が豪華に
・限定盤には元メンバー・北山宏光参加楽曲収録
Kis-My-Ft2、最新アルバムが初日8.9万枚で前作より4万枚以上ダウン
キスマイは、2011年8月10日に1stシングル「Everybody Go」でCDデビュー。当時からフロントメンバーだった北山が昨年8月31日をもってグループを卒業し、以降は千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、二階堂高嗣の6人で活動を続けている。
ニューアルバムのタイトル「Synopsis」は英語で「あらすじ」という意味の言葉。所属レコード会社・MENT RECORDINGの公式サイトによると、「これから始まるKis-My-Ft2のストーリーをコンセプトに、大切な人達と創り上げる新たな『Synopsis』を表現した作品」(原文ママ、以下同)とのこと。「今のKis-My-Ft2を表現するため」に、メンバー6人それぞれがプロデュース監修した楽曲6曲も収録されている。
販売されているのは、初回盤A・B(CD+DVDまたはBlu-ray)、通常盤(CDのみ)と、「×××××.POP UP STORE限定盤」(2CD+Blu-ray)の4形態。「×××××.POP UP STORE限定盤」は、「×××××.POP UP STORE」(旧ジャニーズショップ)のみで購入できる商品で、3月21日から予約受付がスタート。5月9日午前10時時点でも注文可能となっている。
そんな今作の初日売り上げは、8万9,100枚。前回のオリジナルアルバム『To-y2』(20年3月発売)は初日に13万554枚を売り上げたため、4万枚以上もダウンした。
「これまでのオリジナルアルバムの初日売り上げを振り返ると、最も高かったのは4枚目の『KIS-MY-WORLD』(15年7月発売)の19.7万枚です。以降は初日11~14万枚をマークしていただけに、今回の『Synopsis』(初日8.9万枚)は歴代のアルバムの中でも過去最低のスタートを切ってしまいました。その要因のひとつは、グループの中心人物だった北山の卒業でしょう」(男性アイドルに詳しい記者)
Kis-My-Ft2、アルバムの売り上げ大幅低下防止? 「特典がかなり豪華」に
売り上げが減少するのは予期できたためか、今作は「特典がかなり豪華」(同)になっていたという。
例えば、初回盤A・B、通常盤(初回仕様)には「初回封入特典」の応募券がついており、A賞は『Synopsis』購入者イベントへの招待(合計2,700名)、B賞として「メンバー発案!オリジナル缶ミラー」(メンバー自撮り集合写真絵柄の缶ミラー)が合計6,000名にプレゼントされる。
さらに、特設サイトから「動画視聴用シリアルナンバー:スペシャルMOVIE」を視聴できるキャンペーンも実施。応募券と共に封入されている動画視聴用シリアルナンバーを使い、スペシャルMOVIE全4種のうち、動画1本が再生できるそうだ。
また、形態別に先着予約・購入特典も存在。オリジナルカード7種セット(初回盤A)、オリジナルクリアファイル(B5サイズ/初回盤B)、オリジナルステッカー(A5サイズ/通常盤<初回仕様>)、3CD収納ボックス(3形態同時予約特典)という豪華ラインナップで、熱心なファンならば手に入れたいアイテムだろう。
限定盤には元メンバー・北山宏光参加楽曲収録のサプライズも!
なお、「×××××.POP UP STORE限定盤」にはイベント応募券、動画視聴用のシリアルナンバーはついていないものの、ファンにとってうれしいサプライズもあったようだ。
「CDの2枚目には、23年1月期放送の藤ヶ谷主演ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)の主題歌だった『Lemon Pie』など全6曲を収録。購入したSNS上のファンの書き込みによれば、北山の歌声もしっかり聞こえるんだとか。また、Blu-rayには女優・久間田琳加とジュニア内ユニット・HiHi Jets・井上瑞稀がダブル主演した映画『おとななじみ』(23年5月12日公開)の主題歌『Sweet Melody』のミュージックビデオも含まれ、こちらも北山が参加する7人バージョンの映像だったそうです」(同)
それだけに、ファンの間では「「STORE限定盤に北山くん声が入っていてうれしすぎた」「レコーディングし直したのかと思ったら、北山くんの音源のままで号泣した」「北山くんの声が入っている音源がほしかったから、残してくれて本当にありがたい」「久しぶりにキスマイのCDから北山くんの歌声が流れてきて泣いた。これは買ったほうがいい!」と、興奮気味の感想が上がっている。
なお、5月7日付の「オリコンデイリーアルバムランキング」2位には、グローバルガールズグループ・Kep1erの日本1stアルバム『<Kep1going>』がランクイン。売り上げは5万5,787枚で、キスマイとは3万枚以上も差が開いている。
果たして、キスマイの『Synopsis』は前作『To-y2』の初週記録(19.1万枚)を上回ることはできるのだろうか?