キッザニア東京に仲良しママ友と行くはずが……幹事が相談なしで苦手なママを誘っていた
「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係は、価値観や環境の違いからさまざまなすれ違いが起きやすい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、ママ友トラブルの解決策を考える。
進級や卒園の時期が近づくと、仲が良いママ友同士で、思い出作りのために出かける機会が増える。しかし、同じ園で過ごしてきた気心の知れたママ友でも、一緒に遠出するとなると、問題が出てくることも……。今回は、社交的なママ友にモヤモヤしてしまったというお母さんの声を取り上げる。
ママ友のグループに新たに加わったのは、明るくて派手なタイプ
真理子さん(仮名・36歳)は、首都圏で6歳になる男児を育児中のママ。息子が通っている保育園は大型園のため、1クラス20数人程度の園児が在籍している。
「最初に通っていた小型園は、子どもが3歳になると退園しなければならないので、途中から今の園に転園しました。0歳から子どもを通わせているママたちも多く、転園当時にはもうグループができ上がっている状況で……そんな時に声をかけてくれたのが咲子さん(仮名・37歳)。 彼女はあるママ友グループのリーダー的存在で、『ママたちのLINEグループがあるんだけど入らない?』と言って くれました。私は人見知りなので、咲子さんには本当に助けられましたね」
真理子さんの息子と咲子さんの息子はすぐに仲良くなり、一緒に遊ぶ機会が増えた。
「咲子さんはアクティブなタイプ。 ファストフードのお仕事体験や、消防車の見学など、子どもが楽しめるイベント情報をいつもチェックし、 こまめに申し込んでくれたんです。ほかのママ友も一緒に、だいたい固定のメンバーで遊ぶようになりました 」
そんなある日、公園に遊びに行くと、咲子さんが見慣れないママと立ち話をしていた。
「うちに転園してきたばかりの佳代さん(仮名・34歳)でした。佳代さんは気さくで明るい、どっちかというと派手なタイプのママ なんですが、 娘さんは気が強くて、同じクラスの子を泣かせたり、遊んでいるおもちゃを奪ったりしていて……正直、あまり良い印象がなかったんです。私は、佳代さんとは園で会ったらあいさつする程度で、連絡先の交換もしていませんでした」