ママ友トラブル

友達の仮面ライダー変身ベルトを壊した息子――ママ友に気を使わせない「お詫び」はどうすればいい?

2023/12/24 17:30
池守りぜね(ライター)

「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係は、価値観や環境の違いからさまざまなすれ違いが起きやすい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、ママ友トラブルの解決策を考える。

悩む女性のシルエット画像
写真ACより

 ママ友の家に遊びに行く際、子どもが不注意から食器やおもちゃなどを壊したりしないかと心配になったことがあるというお母さんは多い。寒さが厳しくなる今の時期、公園遊びがしづらくなり、室内で過ごす機会も増えるが、今回は、やんちゃな子どもを抱えるお母さんのちょっとしたトラブルを取り上げる。

ママ友の一軒家で走り回る我が子にハラハラ

 江梨子さん(仮名・34歳)は、首都圏で4歳になる英人くん(仮名)の子育てをしている。彼女は東京出身だが、妊娠をきっかけに夫の実家の近県に家族で引っ越してきた。

「首都圏在住ですが、都内まで出るのに1時間半もかかるんです。以前は、もともと仲の良かった都内在住の友達と子連れで会うこともありましたが、なかなか一苦労で……。子どもが幼稚園に入園してからは、そこでできた近隣のママ友とばかり付き合うようになっています」

 英人くんが通っている幼稚園のママ友である和美さん(仮名・36歳)は、子どもが同じ水泳教室に通っているため、幼稚園以外の時間もよく一緒に過ごしているそうだ。

「和美さんの家は、一軒家でうちから歩いて10分くらいの距離。ちょっとした用事がある時など、和美さんの家で息子を預かってもらうこともあるんです。うちにも来てもらいたいのですが、マンション住まいで、部屋もあまり広くないため、呼びづらくって。室内で遊ぶ時は和美さんの家で集まることが多いですね。夏は和美さんの家の庭で、簡易プールを出して水浴びをしていました」

 英人くんは、「室内を走り回るなど、どうにも落ち着きがないタイプ」とのこと。しかも4歳にしては体が大きいため、「和美さんの家に遊びに行くと目が離せない」そうだ。

「給食がない早帰りの日は、和美さんの家に仲良しのママ友で集まり、スーパーで買った惣菜を食べることもあります。そういう時、うちの息子は『これ、なに?』といって、すぐに家の中のものを触ったり、部屋の中を走ろうとするから、本当に気が抜けません。何かやらかしそうになったら、すぐに注意するようにしています」

 和美さんの家は、旦那さんの実家をリフォームしたばかり。家具にもこだわっているといい、「家で子どもが落書きをしないよう、クレヨンを置かないようにしている」と言っていたという。

「それなのに、息子がお菓子を食べた手であちこちベタベタ触るのでハラハラしますよ。もう少し大きくなって、『Nintendo Switch』とかで遊ぶようになったら、もう少し落ち着くのかもしれませんが……」

混乱した時こそ冷静に
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