ママ友を家に上げたくない! 掃除&片付け嫌いのママ、「散らかっていても気にしない」の言葉で憂鬱に
ママ友付き合いでは、昔からお互いの家に遊びに行くのが当たり前のようになっているが、「家に家族以外の人を入れたくない人」にとっては確かに厄介な慣習だろう。
子どもが介在しない友達や仲が良い同僚の場合、相手の家に遊びに行く、もしくは自分の家に招くのは、相当、親しい間柄に限られる。しかしママ友同士は、子どもを連れて行ける場所が限られることもあり、そこまで仲が良くないママでも、自分の家に上げなければならない機会が多いのだ。
恭子さんは児童館の帰り、毎回のように麻衣さん宅に寄っているようだが、その場合、麻衣さんからの「遊びに行きたい」というリクエストはかなり断りづらいだろう。一方の麻衣さんも、一度遊びに行ったのだし、また機会があれば伺えると考えているはずだ。このままでは、お互いにずっとモヤモヤしてしまいそうなので、恭子さんはやはり「うちには人を呼べない」とはっきりと伝えるべきだと思う。
その時にポイントとなるのが、麻衣さん以外のママはもちろんのこと、今後知り合う人にも「呼べない」と伝えること。恭子さんに「自分だけ家に上げてもらえない」と勘違いをさせないためにも、これは重要だと思う。それに、ほかのママ友にも周知されると、「行きたい」というママ友もいなくなるはず。今回のように、中途半端に一度でも家に招き入れてしまったのが良くなかったといえる。
さらに穏便に断るのなら、自分以外のせいにするのが最も波風を立てずに済む。例えば、「マンション内の人が子どもの声に敏感で、一度注意されたことがある」などと伝えれば、それでも遊びに来ようとはしないはずだ。
とはいえ、麻衣さん宅にばかり遊びに行くことで、「負担をかけていないか」と恭子さんは不安だろう。そんな時は、「公園やファミレスで会おう」と提案してみてもいいと思う。それでも、「家に遊びに来てほしい」と言われたなら、これまで通りでいいし、もし提案に乗ってきたなら、それを2人なりの付き合い方として定着させ、良好な関係を築いていくのがベストかもしれない。