サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由結婚式前夜に浮気した妻の告白 コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 結婚式前夜に浮気した妻とデリヘル遊びの夫――それでも「平穏」な夫婦の形とは? 2023/12/16 16:00 いしいのりえ(イラストレーター) コラム 結婚式前夜のホテルは「別室に」――妻の提案に夫は? 理想とは若干異なる 生活を送ることになった友希さんは、結婚式の直前、ご主人にある提案をしたそうだ。 「結婚式の前日は、式を挙げるホテルに2人で宿泊する予定だったんですが、『別室にしよう』と言いました 。実は、うちの夫は交際当時から、キャバクラやデリヘル遊びが好きだったんです。スマホや共有のパソコンなどでその情報をつかんでいたので間違いありません。一方の私は、趣味のゲームで知り合った男性と、オンライン上でゲーム以外の話をしたり、いちゃいちゃしたりするのが好きなんですよね……結婚して一緒に住むようになったら、私と夫は生活サイクルが同じなので、なかなか1人の時間を取ることはできなくなります。なので、『結婚式前夜はお互い最後の“遊び”をしよう』 と夫に提案したら、快諾してくれました」 そこで友希さんはゲームを通じて知り合った「彼」と、画面越しで 「浮気した」という。 「私よりもずっと年下の男性です。 一度もオフラインで会ったことはないんですけど、画面越しに色恋めいた会話をしたり、エッチなことをするだけで心も体も満たされるので、結婚式前夜も『彼』とオンライン上で会っていました 。夫があの夜、何をしていたかは知りませんけど……多分デリヘルを呼んだんじゃないですかね」 ご主人に対して、どこか冷めている ようにも感じる友希さん。その理由を聞くと「結婚に多くのものを求めていないからかも。私は結婚によって生活を安定させたかっただけなんですよね」 と言う。 「一方の 夫も、結婚はご両親を安心させるためするものと割り切っていたんですよ 。 それに私たちは、子どもは持たないと決めています。というのも、夫はもともと子どもが望めない体質で、私自身も子どもを望んでおらず、子育てに時間を割くなら、趣味のトレーニングやゲームをしていたいタイプ。お互い、結婚は人生の契約に過ぎないと考えている点が一致しているんです 」 友希さんの結婚式前夜の提案は、一般的に見てかなり突飛だ。それを快諾してくれたご主人だからこそ、結婚生活を平穏に続けられている面はあるだろう。 「ただ、結婚式前夜に『最後の遊び』と言いましたけど、 私は今も、ゲームでつながっている人とちょこちょこオンライン上で浮気をしますし、おそらく夫もキャバクラ通いなどは続けていると思います。でも、それでいいんです。今の暮らしは、正社員で働き続けなければならないという部分では不満ですが、おおむね満足しています。夫のことは好きですし、一緒にいてそこそこ楽しい。今でもエッチはしますしね。 そこが崩れなければ、今後も結婚生活を続けていけると思います 」 自分に言い聞かせるように頷く友希さんに、新しい形の夫婦像を垣間見た気がした。 30代前半の妻は、なぜ「ママ活」を始めたのか? 男の子とのデートは「心の拠り所」 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。仰々しく “婚外恋愛”と言わな...サイゾーウーマン2023.04.01 サブカル好き夫婦の人生を変えたキャンプの夜――お互いの友達との「浮気」がもたらした離婚の顛末 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。仰々しく “婚外恋愛”と言わな...サイゾーウーマン2022.11.06 バブル全盛期に玉の輿婚! 60代間近の女性が語る「セックスレス」で始めた婚外恋愛の今 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。仰々しく “婚外恋愛”と言わな...サイゾーウーマン2022.09.19 前のページ12 いしいのりえ(イラストレーター) イラストレーター、ライター、官能小説研究家。主に恋愛系の取材・執筆を行う。 著書に『女子が読む官能小説』、『性を書く女たち:インタビューと特選小説ガイド』(ともに青弓社)。 公式サイト 最終更新:2023/12/16 16:00 結婚ってこれでいいんだと思う 関連記事 30代前半の妻は、なぜ「ママ活」を始めたのか? 男の子とのデートは「心の拠り所」サブカル好き夫婦の人生を変えたキャンプの夜――お互いの友達との「浮気」がもたらした離婚の顛末バブル全盛期に玉の輿婚! 60代間近の女性が語る「セックスレス」で始めた婚外恋愛の今歌舞伎町のホストと婚外恋愛……経営者の妻が「湯水のごとく金を使った」日々に思うこと「ママ友」へのマウンティングが“婚外恋愛”に!? 女同士の友情が拗れて迎えた意外な展開 次の記事 「伝統」打ち破った皇女・紀宮さま >