パニック障害のジュリー氏に「這ってでも出て」発言、上沼恵美子に「差別」「理解していない」と強い抗議も

上沼恵美子に「謝罪を要求します」と強い抗議も

　こうした上沼の発言に同調するネットユーザーが散見される一方、「パニック障害患者に対する無知、差別、迫害だと強く抗議する。パニック発作は死ぬような苦しみに襲われる疾病と知ってての発言なら非人道的で許せない。謝罪を要求します」などと激怒する人も続出。

　中には、「パニック障害経験者として、上沼恵美子氏の発言が恐怖でしかない。発作が起こると『死』を意識することを、まるで理解していない」「うちの娘はパニック障害ですが、上沼さんの発言を目にしないことを願うばかり」といった声も見られる。

「同放送には、医学解説を担当するコメンテーターとして、医学博士・心療内科医師で、芸能事務所『タイタン』に所属する吉田たかよし氏も白衣姿で出演していたんです。しかし、吉田氏は上沼の発言を黙って聞いているばかりで、彼がパニック障害について専門的に解説する場面はありませんでした」（芸能記者）

タイタン所属のタレント医師に「なんで上沼を止めないの？」と疑問も

　吉田氏が共演していながら、今回の発言が放送されたことについて、ネット上では「なんで上沼の発言を止めないの？　この医者はなんのためにキャスティングされているんだ」「周囲は上沼恵美子に誰も意見できないの？　ジャニーズ忖度と同じじゃん」と批判的な声も目立つ。

「上沼の発言にパニック障害の当事者たちが反応することは、番組サイドもある程度予想できたはず。しかし、同番組における上沼は“絶対的な存在”であるため、誰も止められなかった可能性もあります」（同）

　9月10日放送の同番組では、「大阪でお笑いの片隅でやってる人間でも知ってたもん、ジャニーズ事務所のこの話は。性加害は知ってました、はい」と語っていた上沼。現在、彼女や読売テレビに対して謝罪・訂正を求める声が寄せられているが、どのような対応を取るのだろうか。

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仲宗根由紀子（エンタメライター）

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。