『VIVANT』第3話、視聴率は夏ドラマ独走も……堺雅人&二階堂ふみの“恋愛要素”が不評
堺雅人が主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系/日曜午後9時~)。視聴率が回を追うごとに右肩上がりとなる一方で、7月30日放送の第3話で描かれた“恋愛要素”に対し、ネット上では「いらないのでは?」と疑問の声が噴出している。
同ドラマは、同枠の大ヒットシリーズ『半沢直樹』などで知られる演出家・福澤克雄氏が原作を手掛けるオリジナルドラマ。丸菱商事で起きた誤送金事件の犯人に疑われたエネルギー開発事業部の課長・乃木憂助(堺)が、無実を晴らすために国内外で奮闘するストーリーだ。
※以下、『VIVANT』第3話のネタバレを含みます。
前回、バルカ警察から逃げるため、ラクダに乗って「死の砂漠」の横断を試みた乃木、警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部)、医師・柚木薫(二階堂ふみ)。
『VIVANT』第3話のあらすじは?
第3話では、乗っていたラクダから、薫がいつの間にか姿を消していたことに気づいた乃木が、砂漠を引き返して彼女を捜索。倒れている薫を見つけて、ともにモンゴルの国境を目指すも、そこで待ち構えていたバルカ警察に手錠をかけられてしまう。
しかし、なんとか拘束を免れた乃木たちは、ついに日本へ帰国。乃木は誤送金した9000万ドルがテロ組織に渡っていたことを会社に報告するが、共謀を疑われてしまう。
その後、サイバー犯罪対策課の捜査官・東条翔太(濱田岳)らの協力もあって、誰が送金しても誤送金されるように、プログラムが改ざんされていたことが発覚。加えて、財務部の女性社員・太田梨歩(飯沼愛)が夜間のオフィスに侵入し、経理部長・原智彦(橋本さとし)のパソコンからプログラムを書き換えていたことも判明する――。
ネット上では、「毎回、ハラハラドキドキの展開から目が離せない!」「最初の頃は難しくてよくわからなかったけど、だんだん面白くなってきた」と好意的な声が続出。
さらに、第3話では乃木のもう一つの人格である“F”が、乃木に「そんな女(薫)に惚れる気持ちはわかる」と話しかけたり、薫が野崎の連絡先を知りたがった際、乃木が嫉妬しているかのような場面もあったことから、「え? 『VIVANT』って恋愛展開もあるの!?」と驚きの反応も見られた。
「中には、『このドラマに恋愛は必要としてないんだけど……』と否定的な声も散見されます。“恋愛一切なし”で、“冒険”に振り切ったストーリーを期待していた視聴者からは不評のようです」(テレビ誌記者)
『VIVANT』は『ミッション:インポッシブル』などの“良いとこ取り”?
また、乃木がサーバールームに忍び込むシーンに関して、トム・クルーズ主演の大ヒット映画シリーズ『ミッション:インポッシブル』に「似ている」との指摘もあるようだ。
「同作は第1話放送後、主人公らが装甲車両で検問を突破するシーンが映画『ガントレット』(1977年)に『そっくり』と話題に。また、第3話のラクダから落ちた薫を助ける場面にも、『「アラビアのロレンス」(62年)のオマージュでは?』と、やはり有名映画との共通点を挙げるネットユーザーが相次ぎました。同作は、過去の大作映画の“良いとこ取り”をしているのかもしれませんね」(同)
なお、同作の世帯平均視聴率は、第1話が11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話が11.9%、第3話が13.8%と、右肩上がりで上昇。今期の民放ドラマでは、独走状態となっている。
メインキャストである松坂桃李がまだ登場しておらず、「桃李くんの役が気になる」と視聴者をワクワクさせている『VIVANT』。今後も、視聴率は上がっていくのだろうか。