なにわ男子・道枝駿佑、いかつめの姉エピソードに見る“家族内ヒエラルキー”【Myojo9月号レビュー】
次に見ていくのは、なにわ男子が登場する「買い物上手になるためのマイルール」。メンバーそれぞれが買い物の流儀を明かしているのですが、基本的に、コスメの爆買い癖を明かしている大西流星以外は、みんな意外と倹約しているなという印象を覚えました。
特に大橋和也はちゃっかり者で、ショップ店員にこっそり「これってセールになると思う?」と聞き、安くなりそうなものはしばらく購入を控えるとのこと。この方法により、大橋はこの夏は、「セールでパーカ、ニット、スウェット…めっちゃ買い物した!」と話していました。大橋のこのほとばしる生活感……『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)あたりにぜひレギュラー起用してもらいたいものです。
一方、「姉に連絡してGOサインが出たら買う」という異色のルールを明かしていたのが道枝駿佑。なんでも姉からセンスが悪いと言われているため、「『これよくない?』って電話とかメールで聞いて、『いいんじゃない?』って返ってきたら買う」そうです。
アイドル誌でたびたび、2人の姉に関するエピソードを披露している道枝。なにわ男子のデビューが発表されて以降、姉2人から急に「デビュー組」と呼ばれるようになった、肌荒れを起こすと「おい毛穴」「ニキビ」と言ってくる……などなど、今回の買い物エピソードも含め、家族内の確固たるヒエラルキーが伝わってきます。
道枝といえば、「Newsweek(ニューズウィーク)」(日本版の版元はCCCメディアハウス)の「世界が尊敬する日本人100」に選出されたことが話題ですが、そんな“世界の道枝”も、家ではいかつめの姉2人に頭が上がらず、洋服の購入可否をいちいち聞いているなんて……そのあまりの健気さにグッときてしまうのは筆者だけではないはず。
謎のカッパ企画で輝いていた、関西ジャニーズJr.「Boys be」の伊藤篤志
最後に、関西ジャニーズJr.・Boys beの企画「未確認生物ハンター出動 伝説の妖怪・カッパをゲットせよ!」を見ていきましょう。もうこのタイトルがすべてなのですが、カッパに扮した丸岡晃聖、伊藤篤志、角紳太郎を、他メンバーが捕獲するという撮影に挑んでいます。
現役中学生の3人だけに、いくらなんでもカッパを演じるのは恥ずかしいのでは……とハラハラしてしまったものの、やはり彼らはプロのアイドル。どのカットからも“照れ”は感じられず、共感性羞恥に陥ることもありませんでした。
中でもベストショットだと思ったのは、釣り竿のキュウリにかぶりつくため、全力でジャンプする篤志ガッパ。誰もカッパを生で見たことはないはずなのに、なぜかリアリティを感じさせる跳び方をしているんですよ。
伊藤は今年1月期の岸優太主演ドラマ『すきすきワンワン!』(日本テレビ系)で、連ドラ初出演を果たしましたが、この謎のカッパ企画に、彼が今後、演技派ジャニーズとして花開きそうな“才能”を感じた次第です。