市川猿之助、性被害者にはローティーンも? テレビが“功績”ばかり伝えるワケ
歌舞伎役者・市川猿之助が一家心中を図った原因とされる“性加害”報道。その被害者には未成年者が含まれていた可能性があると、6月7日付のニュースサイト「デイリー新潮」が報じ、ショックを受けるネットユーザーが相次いでいる。
猿之助と両親の心中事件が明らかとなった5月18日発売の「女性セブン」(小学館)は、猿之助が自身の権力を利用し、共演者やスタッフに対して「過剰な性的スキンシップ」をしていたと報道。
これを受け、猿之助のタレント活動をマネジメントする芸能事務所・ケイファクトリーは同23日、公式サイトで「弊社管轄の現場において、そのような事実は現在出てきておりません」との否定コメントを発表。すると、6月1日発売の「女性セブン」が再び、被害者たちの証言を掲載したのだ。
そこには、「下半身を触るだけではなく、それ以上のことをされた」と被害を訴える俳優がいることや、猿之助が公演の打ち上げで若手に全裸になるよう指示し、裸姿を「うれしそうに眺めていた」といった常軌を逸した行動の数々がつづられている。
しかし、こうした週刊誌の“性加害”報道に関して、テレビのニュース番組はほとんど取り上げていない。
「猿之助の心中事件はワイドショーでも大きく扱われましたが、猿之助の過去の功績を称えるような内容が目立ったため、『なぜテレビは猿之助を美化するのか。歌舞伎界への忖度か?』『なんで週刊誌報道を伝えないの?』と疑問を呈する視聴者は多い。ただ、警察が捜査中の事件であり、いろいろな展開が予想できるため、テレビ局が過去の映像でお茶を濁す現状も理解できます」(芸能記者)
猿之助の性加害疑惑、被害者にローティーンが含まれていた可能性が浮上
そんな中、6月8日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、猿之助から性被害を受けた人物の中に、ローティーンが含まれていた可能性があると報道。記事によれば、被害に遭った少年の親が「まだ判断力も乏しい子どもになんてことをしてくれたのか」と怒りをあらわにしているとか。
加えて、警察が現在、強制わいせつ罪や強制性交罪で猿之助を立件することを視野に入れ、捜査しているとも報じている。
「案の定、この報道に衝撃を受けるネットユーザーが続出しています。今のところ、故・ジャニー喜多川氏の“性加害問題”のように、被害者が実名・顔出しで告発するような事態にはなっていませんが、もし今後、この少年の親が被害届を出すなどのアクションを起こせば、テレビも猿之助を美化するわけにはいかないでしょう」(同)
週刊誌が毎週のように続報を伝える一方で、テレビではすでに扱いが縮小している猿之助の事件。彼が立件されるようなことがあれば、またもや大騒ぎとなりそうだが……。