春ドラマの視聴率&評判

『ラストマン』視聴率2ケタキープで今期独走! キンプリ・永瀬廉の「泉きゅん効果」とは?

2023/05/29 16:50
仲宗根由紀子(エンタメライター)
『ラストマン』視聴率2ケタキープで今期独走! キンプリ・永瀬廉の「泉きゅん効果」とは?
アクションシーンのスピード感が目を見張る永瀬廉(写真:サイゾーウーマン)

 福山雅治が主演を務める日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)の第6話が5月28日に放送され、終盤に流れた次回予告映像が、King&Prince・永瀬廉ファンを喜ばせている。

 昨年4月期に同枠でヒットした『マイファミリー』などで知られる黒岩勉氏が脚本を手掛ける『ラストマン』は、全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山)と警察庁の刑事・護道心太朗(大泉洋)がバディを組み、難事件に挑む1話完結の完全オリジナルストーリー。

 第6話は世帯平均視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、前回より0.7ポイントダウンしたが、放送中の民放連ドラでは唯一2ケタをキープしており、独走状態となっている。

※以下、『ラストマン-全盲の捜査官-』第6話のネタバレを含みます。

 第6話では、心太朗の父・護道清二(寺尾聰)の誕生日パーティーに皆実や心太朗、心太朗の義甥・護道泉(永瀬)が招かれる中、警備会社社長・菊知岳大(高嶋政宏)が自身の妻・彩乃(平野舞)と娘・恵茉(米村莉子)を人質に、東京郊外の別荘で立てこもる事件が発生。彩乃がケガをして倒れていることを知った皆実は、周囲の制止を振り切り、単身で別荘に乗り込む。


 護道らが捜査を進めると、この籠城事件の真犯人が、事件の通報者である宇佐美翔(前原滉)であることが判明。宇佐美は、母親が亡くなった際、自分が岳大の実子であることを知り、裕福な生活を送る恵茉に嫉妬。恵茉を誘拐・解禁し、岳大を脅して籠城事件を偽装していた。

 結局、皆実の働きによって、宇佐美は逮捕され、恵茉の救出にも成功。自身の不幸を“親ガチャ”のせいにする宇佐美を、皆実は「人生はガチャの連続です」と諭したのだった。

 第1話から、社会的に失うものがないために、犯罪を起こすことを躊躇しない人を指すネットスラング「無敵の人」にスポットを当てるなど、社会的弱者を描いてきた『ラストマン』だが、今回も「親ガチャ」というネットスラングが繰り返し登場。

 恵茉が養子であると知り、呆然とする宇佐美に対し、皆実が「人が人を思う気持ちに、理由なんてありませんから」と語り掛ける場面が多くの視聴者の心を打ったようで、「皆実さんの言葉は、穏やかな語り口も相まって、説教臭くなく心に沁みる」「皆実さんは、いつも大切なことを教えてくれる。今回も素敵な言葉をありがとうございます」と好意的な声が相次いでいる。

 また、永瀬ファンから「泉きゅん」の愛称で親しまれている新米警部・泉だが、第7話の予告シーンに彼の激しいアクションシーンが映っていることから、「また泉きゅんのアクション見れる!」「泉きゅんのアクション、最高なんだよね」と喜びの反応が続出。


 永瀬といえば、第4話でも、ナイフを振り回す痴漢グループの一員・柿谷憲邦(岡野陽一)を豪快に投げ飛ばすシーンがあり、「泉きゅんのアクションシーン、超かっこよかった!」と好評を博した。

 なお、永瀬は『ラストマン』の公式インスタグラムにもたびたび登場しているが、永瀬の写真が掲載された際には、コメント数が普段の数倍に膨れ上がっている様子。同ドラマに限らない話だが、脇役にジャニーズタレントを起用すると、公式SNSが盛り上がる傾向にある。製作側がSNSにおける「泉きゅん効果」に期待しているところは大きいだろう。

 護道家の家族関係も描かれたことから、永瀬の活躍が目立っていた第6話。次回も、主人公の名言や、永瀬の活躍が視聴者を大いに沸かせそうだ。



仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/05/29 16:50
アクション俳優としてもいける!?