春ドラマの視聴率&評判

『ラストマン』大泉洋の父親役俳優が判明も、「とんでもない設定!」とツッコミの嵐

2023/05/07 12:00
田口るい(ライター)
『ラストマン』大泉洋の父親役俳優が判明も、「とんでもない設定!」とツッコミの嵐
思いきったキャスティング!(C)サイゾーウーマン

 福山雅治が主演を務める日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)の第3話が5月7日に放送される。初回の平均世帯視聴率は14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、幸先のいいスタートを切った同作だが、4月30日に放送された第2話も13.1%と申し分ない数値をキープした。

 今期は『ラストマン』のみならず、木村拓哉が刑事指導官を演じる月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)、20th Century・井ノ原快彦主演の刑事ドラマ『特捜9 season6』(テレビ朝日系)、桐谷健太が元体育教師の刑事役を演じる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(同)と、警察関連のドラマが多い。

 これら4作が視聴率ランキングの上位を独占しているが、現状2ケタ台をキープしているのは『ラストマン』のみで、一歩も二歩もリードしている格好だ。

 一方で、演出に関して視聴者から苦言も見られる。第1話では、世間を賑わせていた無差別連続爆破事件を捜査することとなった全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山)が、事件を担当した捜査一課の「複数犯による犯行」とする見立てに対して「単独犯の犯行」だと主張。

 最終的に、学生時代のいじめにより引きこもりとなった渋谷英輔(宮沢氷魚)が、ネットを介して知り合った人々に自作の爆弾を配っていた、という事実を皆実が突き止め、事件を解決した。


 劇中では、車の運転シーンや爆破事件の映像などにCGが使われていたが、Twitter上では「20年前ぐらいの合成を見せられているみたい」「CGがチープすぎる」と、CGのクオリティの低さを指摘する声が続出。

 そんな第1話に続く第2話では、由緒ある警察一家出身の護道心太朗(大泉洋)は養子であり、実父は強盗殺人事件の犯人として無期懲役で服役中であることが発覚。

 さらに、その実父は第1話のラストで登場した謎の男・鎌田國士であり、加えて鎌田を演じているのが声優で俳優の津田健次郎だということもわかった。

 実は、第1話放送後から、ネット上では「鎌田役の俳優は誰?」と話題になっており、中には「中居正広では?」と予測する声もあったが、結局、その正体は津田。

 また、実年齢は大泉が50歳、津田が51歳と、たった“1歳差”であることから、この親子設定に「兄弟ならわかるけど、親子は無理があるのでは?」「とんでもない設定!」とのツッコミも飛び交った。


 一方、実父が護道の過去に深く関わっていることを匂わせる描写もあったことから、「お父さんの事件がドラマの肝となってくるのかなあ……めちゃくちゃ気になるな」と今後の展開に期待する声も目立つ。

 実力派として名高い津田の登場で、さらに盛り上がりをみせる同ドラマ。この先も高視聴率をキープできるだろうか。


田口るい(ライター)

田口るい(ライター)

HIPOHOP系音楽誌の編集部勤務を経て、フリーランスとしてエンタメ系やカルチャー系の記事を執筆。推しはSixTONESのジェシー。

最終更新:2023/05/07 12:00
月9をだいぶ引き離したね