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『ラストマン』第5話、人気YouTuberらの出演に一抹の不安……拒否反応を示す視聴者も?

2023/05/21 12:00
田口るい(ライター)
『ラストマン』第5話、人気YouTuberらの出演に一抹の不安……拒否反応を示す視聴者も?
あらゆる能力が高すぎる主人公に「盲目の設定にする意味ある?」との声も……(C)サイゾーウーマン

 福山雅治が主演を務める日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)の第5話が5月21日に放送される。14日放送の第4話は、世帯平均視聴率12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、第3話の12.0%から微増。今のところ全話2ケタをキープしており、今クールの連続ドラマで独走状態だ。

 全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山)と刑事・護道心太朗(大泉洋)が難事件に挑む同作。テンポの良いストーリー展開や、ラストの“どんでん返し”が見どころといえる。

※以下、『ラストマン-全盲の捜査官-』第4話のネタバレを含みます。

 第4話では、国家規模の事件に絡む要人が相次いで殺害される事件が発生。被害者たちに「痴漢冤罪で係争中」という共通点があると判明する。

 被害者の死因は、先端に毒針がついたスタンプを手の甲に押されたというものだったが、それは「痴漢冤罪被害者の会」が販売していたものであったことから、同会の代表・真鍋美雪(伊藤歩)が捜査線に浮上。後に、これまで殺害された男性たちが痴漢グループの仲間であることが発覚し、さらに真鍋が犯人であることを皆実らが突き止める。


 真鍋には、婚約者が痴漢冤罪を苦に自殺した過去があり、その復讐のために痴漢グループのメンバーを殺害していた模様。しかし、真鍋の婚約者は痴漢冤罪の被害者ではなく、痴漢グループのメンバーであったという悲しい事実が明らかとなる……。

 今回に限らず、これまでさまざまな社会問題を扱ってきた同作。ネット上では「『ラストマン』は毎話、ただの刑事ドラマで終わらせず、社会問題に切り込んでるところがいい」「今回もいろいろ考えさせられた」と好意的な声が上がっていた。

 なお、21日に放送される第5話の予告によれば、次回はインフルエンサーを狙った事件が描かれる模様。

 放送に先立ち、17日には同回のゲストとして、日本一のTikTokフォロワー数を誇る料理動画クリエイター・バヤシ、YouTubeで公開しているレシピ動画が人気なロバート・馬場裕之、インスタグラムで時短レシピを発信している料理研究家・もあいかすみの3人が“本人役”としてゲスト出演することも発表された。

 3人がどこまでストーリーにかかわるかは不明だが、同ドラマといえば、第3話で真犯人役をお笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴が演じた際、「真犯人は芸人とかじゃなくて、ちゃんとした役者に演じてほしい」とネット上で不満の声が上がったばかり。


 同作は“エンタメ枠”ともいえる意外なキャスティングも重要と捉えているのかもしれないが、テレビ番組にYouTuberやインフルエンサーが出演することに拒否反応を示す視聴者も少なからずいるため、第5話放送後に物議を醸すのではないかと一抹の不安もよぎる。

 意外な人物が犯人であるケースも多い『ラストマン』。人気TikTokerやYouTuberのキャスティングは、吉と出るだろうか。


田口るい(ライター)

田口るい(ライター)

HIPOHOP系音楽誌の編集部勤務を経て、フリーランスとしてエンタメ系やカルチャー系の記事を執筆。推しはSixTONESのジェシー。

最終更新:2023/05/21 12:00
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