ダイエット&美容におすすめ? 調味料のプロが教えるヴァージンオリーブオイル活用法
――調味料ソムリエ/野菜ソムリエでカレーマイスターのMICHIKOさんが、ダイエットに適した食材を調味料でおいしくアレンジするレシピを紹介します。今回は、エクストラヴァージンオリーブオイルの活用法です!
太陽の光をサンサンと浴びたオリーブの果実から、一番目に絞ったオイルが“エクストラヴァージンオリーブオイル”。いわばオリーブのフレッシュなジュースのようなもので、爽やかなでみずみずしい、フルーティな香り高さが特徴です。
オリーブオイルは地中海式健康法「地中海ダイエット」に代表されるように、多くの健康効果があるといわれていますが、腸内環境を整えてくれる、太りにくいなど、生活習慣病の予防や改善などが期待できます。
また、大さじ1杯のオリーブオイルを朝食や空腹時に飲むことで、脳の満腹中枢を刺激して食欲が収まるそう。また、「On-Oil」として、コーヒーなどの飲み物やヨーグルト、納豆、卵かけご飯、味噌汁、スープ、料理の仕上げなどに加えると、便秘改善効果があるといわれています。ただし、どの種類のオイルも1g9kcalなので、1日に摂る全体の量には気を配りましょう。
サラダにノンオイルドレッシングをかけている人も多いですが、ノンオイルに限らず、市販のドレッシングには砂糖等が加えられていることも。イタリアでは、サラダ全体に塩を振り、エクストラヴァージンオリーブオイルとレモン汁を回しかけて、サッと混ぜ合わせていただきます。ちょっと質のよいオイルを使えば、病みつきになるおいしさです。
なお、どんなに良いオイルでも古くなったものは酸化しています。ダイエットや美容に悪いだけでなく、健康を損ねることもあるので、開封後、1~2カ月を目安に使いましょう。
サンテラモ・ヴァージン・オリーブオイル グリーンラベル(光が丘興産株式会社)
「サンテラモ・ヴァージン・オリーブオイル グリーンラベル」は、手摘みしたつややかで新鮮なオリーブの果実を、アルプス山脈の御影石を用いた石臼ですり潰し、コールドプレスでゆっくり絞った一番搾り。使用されているオリーブの産地は南イタリアのプーリア州で、ふりそそぐ太陽とミネラル豊富な石灰質土壌の農場では、香り豊かなオリーブが育ちます。日本で発売されて約25年、ロングセラー商品です。
ハーブや野菜の風味、緑茶のような苦味、黒胡椒や山椒のような清涼感のある辛味が含まれ、全体のバランスが良く、和洋中どんな料理にもぴったり。オイルの緑色は、クロロフィルというポリフェノールで、豊富な抗酸化作用が期待できます。なお、クロロフィルは緑の野菜にも含まれています。スパイシーでコクのある、ひと味違うオイルの旨みは、素敵な食卓を演出してくれますよ。
次では、エクストラヴァージンオリーブオイルを使ったおすすめレシピを紹介します!