メ―ガン夫人、いよいよ政界進出? オバマ元大統領夫人秘書の会社に1450万円の支払い判明
ヘンリー王子と共に英王室を離脱した頃から「政治的野心を持っている」とうわさされているメーガン夫人。夫婦で立ち上げた「アーチウェル財団」を通して、政界に太いパイプを持つケイティ・マコーミック・リリーベルドが代表を務めるPRコンサルティング会社に11万ドル(約1450万円)を支払っていたと判明し、政界進出に向けて着々と準備を整えていると米メディアが報じている。
米ニュースサイト「TMZ」によると、3月に公開されたばかりだとみられるアーチウェル財団の2021年度税務申告の開示書類に、2つのPRコンサルティング会社に大金を支払っていたことが記載されていたそう。うちひとつが、ケイティの「KMLSA」だったのだ。
ケイティは、2007~11年までミシェル・オバマ元米大統領夫人の秘書官を務めた女性。ヒラリー・クリントン、ジョン・ケリー両元国務長官の広報活動も手掛けており、民主党の重鎮らと深いつながりがあることで知られている。
「TMZ」は、「これは政界進出への準備を整えているサイン」ともとれると指摘。「政界へと導いてくれるのに、これ以上の人物はいない」と、ケイティとのつながりを作るために彼女のPRコンサルタント会社に仕事を頼んだのだろうと伝えている。
メーガン夫人が11歳のとき、「広告キャッチフレーズが性差別的だとして、洗剤メーカーの社長やファーストレディだったヒラリー・クリントンらに抗議の手紙を送り、文言を変えさせた」という話はあまりにも有名な話だが、その頃から実行力のある野心家だったとささやかれている。
テレビドラマの脇役レギュラー女優だった独身時代、夫人はライフスタイルブログ『The Tig』を立ち上げ、インフルエンサーとして活躍。チャリティ活動にも積極的に参加し、国際NGO「ワールド・ビジョン」のアンバサダーを務めた。
ヘンリー王子と結婚したことで、「政治的発言は認められていない」英王室の主要メンバーになったが、王室を離脱してからは自由に発言しており、アメリカ国民に向けて20年の大統領選挙への投票を呼びかけ、人種差別抗議活動を支持。また、有給育児休暇制度の必要性を女性議員らを通して米連邦議会に訴え、女性の人工中絶する権利について発言もするなど、社会問題に強い関心を寄せていることを伺わせていることから、近いうちに政界に進出するのではとうわされていた。
昨年末には、トランプ前大統領の側近でTwitterから追放された前大統領のために新しいソーシャルメディア「GETTER」を立ち上げたことで知られるジェイソン・ミラーが、夫人の政界進出について言及。Netflixのドキュメンタリーで話題になっている彼女は、24年の大統領選挙で「バイデン大統領再選を望まない民主党支持者たちのワイルドカード」になる可能性があると推測した。
一方、夫人は3月に著名人や有力者しか会員になれない会員制クラブ「サンビセンテ・バンガローズ」に王子と笑顔で繰り出した。また、王子と結婚するため終了した『The Tig』を再開させる動きがあるとも報じられ、ネット上では「何か大きなことに向けて動きだすのではないか」「いよいよ政界進出か」と話題になっていたところだった。
ヘンリー王子をマインドコントロールしていると悪口や陰口を言われているメーガン夫人。司会を務めたポッドキャスト番組『Archetypes』の大手作品データベースIMDbの評価スコアは10点満点中3.3点と酷評されているが、「女性が女性のために作った女性についての模範的作品」を表彰するグレイシー賞でトップ・エンターテインメント・ポッドキャスト司会者に選ばれるなど、民主党支持者の多いハリウッドで確固たる地位を築き上げている。
20年8月に発売されたヘンリー王子夫妻の暴露本『ファインディング・フリーダム』を執筆した王室作家オミッド・スコビーは、メーガン夫人の目標はアメリカ大統領だと主張。夫人の友人も、米誌「ヴァニティ・フェア」の取材に対して「大統領選に出馬することを真剣に考えている」と語っていたが、実際のところ、どうなのだろうか?今後の動きを見守っていきたい。