世間の反応のギャップがすごい

チャールズ国王戴冠式にルイ王子出席でネット沸くも……ヘンリー王子夫妻は祝賀パレードから除外

2023/03/22 21:20
堀川樹里(ライター)
チャールズ国王戴冠式にルイ王子出席でネット沸くも……ヘンリー王子夫妻は祝賀パレードから除外の画像1
心中穏やかではないであろうヘンリー王子夫妻(写真/Getty Imagesより)

 昨年のプラチナ・ジュビリー祝賀行事でのおちゃめっぷりで世界中の人々に癒やしを与えたイギリス王位継承順位第4位のルイ王子が、5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式に出席し、祝賀パレードにも参加することが明らかになった。子どもには退屈な式のため、ルイ王子は欠席するだろうとみられていたが、王室側は5歳なら兄姉と共にしっかりと王子の役割を果たせると判断したようだ。

 一方、いまだに戴冠式に出席するのかはっきりしないヘンリー王子とメーガン夫人はパレードのメンバーからは外され、子どもたちは招待すらされていないと報道。「屈辱的だ」と激怒しているに違いないと、ネット上で話題になっている。

 チャールズ国王の希望により、エリザベス女王と比べて小規模かつ低予算で行われる予定の戴冠式。とはいえ、国を挙げての歴史的な行事であることから世界中の注目を集めており、どのような式になるのか連日のようにメディアに取り上げられている。

 そんな戴冠式のリハーサル資料を英紙「タイムズ」が入手。エリザベス女王の葬儀にもおとなしく参列していたことから、出席は確実だといわれていたウィリアム皇太子の長男ジョージ王子(9)、長女シャーロット王女(7)と一緒に、末っ子のルイ王子(4)も式に出席し、その後のパレードにも参加することが明らかになったと伝えたのだ。

 プラチナ・ジュビリー祝賀行事に出席していたルイ王子は、長時間にわたる式に飽きてしまい落ち着きがなくなり、キャサリン皇太子妃はかなり手こずっていた。お菓子の食べすぎでシュガーハイになっていた説もあるが、4歳の未就学児におとなしく座り続けろというほうが無謀だと考える人がほとんどで、無邪気でおちゃめで愛らしいとファンになる人が続出。


 葬儀同様、戴冠式も厳格な式であることからルイ王子は欠席するだろうとみられていたため、ネット上は「また王子のかわいらしい姿を見られる!」と沸いている。

 なお、ルイ王子は、戴冠式が行われるウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿までのパレードにも参加。パレードの先頭は国王とカミラ王妃が乗る金色の馬車ゴールド・ステート・コーチ、その次にウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が乗る馬車が続くとのこと。

 皇太子の子どもたちは昨年6月のエリザベス女王の誕生日を祝う「トゥルーピング・ザ・カラー」で3人そろってパレードデビューを果たし、観衆に手を振ったりシャーロット王女がさりげなくルイ王子の世話を焼く姿が話題に。ウィリアム皇太子が2歳の時に同祭典で着たセーラースーツをルイ王子が着用したことも大きな話題となり、戴冠式パレードでもルイ王子が皇太子のお下がりスーツを着るのではと期待されている。

 パレードには、ほかにもアン王女と夫のティモシー・ローレンス、エディンバラ公となったエドワード王子とソフィー妃、グロスター公爵夫妻、ケント公爵エドワード王子、アレクサンドラ王女が参加するとのこと。公務を引退しているアンドリュー王子、ベアトリス王女、ユージェニー王女はパレードからは外されており、同じくヘンリー王子とメーガン夫人の名前もなかったと伝えられている。

 パレードを終え、バッキンガム宮殿に到着後、国王は王室メンバーと共にバルコニーに立ち、集まった群衆に手を振ることになっている。ヘンリー王子夫妻はバルコニーに立つことを強く望んでいると報じられたが、バルコニーに立てるのは公務を行っている王室メンバーのみ。昨年のプラチナ・ジュビリーでもヘンリー王子夫妻の願いはかなわなかったため、今回も許可されないだろうとみられ、戴冠式に招かれてはいるものの、何も役割は与えられていないことが今回の報道で明白になった。


 ヘンリー王子夫妻は、今月初めに王室から戴冠式への招待状を正式に受け取ったそうだが、出席するかどうかは発表していない。ヘンリー王子は、出席する条件として「戴冠式の前に家族として話し合いの場を設け、謝罪してほしい」と要求していると報道。昨年のプラチナ・ジュビリーや女王の葬儀の時に冷遇されたと感じているため、「出席には乗り気でない」とも伝えられているが、今後アメリカでロイヤルファミリーとしてビジネスをしていくためには、戴冠式に立ち会う写真はぜひとも欲しいところだろう。

 また、ルイ王子の出席が決まったことから、ヘンリー王子夫妻が、戴冠式当日に4歳になる長男アーチー王子や1歳の長女リリベット王女もなんらかの形で参加させたいと要求するだろうともささやかれているが、幼すぎるため無理だろうとの声も。子どもたちは現時点では招待すらされていないようだが、祖父である国王と交流したり、いとこであるウィリアム皇太子の子どもたちと“王子・王女で交流”する様子を写真に収めるためにも連れていくのではないかとネット上では臆測を呼んでいる。

 警備の面からイギリス帰国の際には1カ月前までに内務省に通知するよう求められていると報じられているヘンリー王子夫妻。2人が戴冠式出席の条件として、王室に対し新たな要求を行うのかどうかも含め、続報が気になるところだ。

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/02/13 11:05