サイゾーウーマンコラム塾のママ友のプレゼントに困惑 コラム 暗黙のママ友ルールウォッチング 娘が、買い与えた覚えのない「ちいかわ文房具」を持っていた――塾のママ友からの高額プレゼントに困惑 2023/03/12 16:00 池守りぜね(ライター) 暗黙のママ友ルールウォッチング 「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係には、さまざまな暗黙のルールがあるらしい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、暗黙ルールを考察する。 写真ACより ちょっとしたプレゼントを贈り合うことは、人間関係を円滑にするために効果的だ。バレンタインやクリスマス、誕生日の際は、子ども同士でもプレゼントを渡すことはよくあり、実際にお金を出す保護者が、その“相場”に頭を悩ますことも多い。今回はプレゼント交換に負担を感じるというあるママのエピソードを取り上げる。 中学受験塾の友達からちいかわ文房具をもらっていた娘――恥ずかしい思いをしたワケ 首都圏に暮らす美幸さん(仮名・39歳)は、4月から小学6年生になる女児のママ。娘が小5になったタイミングで、地元にある進学塾に入塾させた。 「娘の愛理(仮名・11歳)が通っている小学校は、クラスの3分の1くらいが中学受験をします。うちは中学受験を考えていなかったものの、愛理が都内にある私立の女子校に通いたいと言い出し、入塾を決意。周りが低学年から塾通いをしている中、小5でのスタートはかなり遅いほうですが、なんとか授業にはついていけているようです」 愛理ちゃんは、駅前にある大手塾の系列塾に通っている。1学年60人ほどが、成績順で3クラスに振り分けられ、愛理ちゃんはこれまで、一番下か真ん中のクラスのどちらかに在籍してきたという。 「同じクラスに、別の小学校に通っている女の子のグループがあるんです。みんな小3、小4から通っていて、とても仲が良いそうで、愛理は途中から仲間に加わった形でした」 そんなある日、愛理ちゃんが見たことのない「ちいかわ」の文房具を使っていることに気づいた美幸さん。 「娘の字で名前と学年も書いてあって……私は買った記憶がなかったので、『これどうしたの?』と聞いたところ、『塾の友達にもらった』って言うんです」 愛理ちゃんの塾では、親しい間柄の女の子同士が、プレゼントを贈り合う文化があるそうだ。 「うちの小学校では、たとえバレンタインや誕生日だとしても、友達へのプレゼントを学校に持ってくるのはNG。でも、塾にはそういったルールがないため、プレゼント交換がよく行われているそうです。愛理に鉛筆やノートをくれた女の子は、ちいかわのキャラクターグッズを『おそろいで持ちたいから!』と言って、プレゼントしてくれたらしく……。お互いの家を行き来するような親しいお友達がいない愛理は、初めて同い年の子から贈り物をもらい、とても喜んでいました」 美幸さんは塾のお迎えの時に、プレゼントをくれた女の子の母・里香さん(36歳・仮名)にお礼を伝えたという。 「里香さんは、『ささやかなものなので、気にしないでください』と言っていました。ただ、愛理によくよく話を聞いたところ、『お礼に使っていた鉛筆キャップをあげた』と……。まさか使い古しのものを渡しているとはつゆ知らず、恥ずかしかったですね」 次のページ 中学受験塾のママ友から4,000円もする高額な誕生日プレゼントをもらって驚き 123次のページ 関連記事 PTA活動を欠席しまくるワーママと、負担大の専業主婦――仲良しのママ友関係に亀裂が入ったワケママ友ランチ会トラブル! 2歳児が生クリームを口に……自然派ママに非難された話デザイナーママの苦悩! ママ友から「ロゴ作成」依頼、見積書を出したら「お金取るの!?」と激怒された!PTA副会長が暴走! 保護者の負担そっちのけで「行事復活」に大張り切り、ワーママはうんざり顔ママ友からLINEの「返信が遅い」ことをやんわり注意され……忙しいワーママは「お互い様」じゃないの!?