サイゾーウーマンカルチャーインタビュー暴走ティアラの心理学 カルチャー インタビュー King&Prince分裂劇、なぜ“暴走ティアラ”は生まれるのか? 臨床心理士が「陰謀論に走る理由」を解説 2023/01/22 18:00 サイゾーウーマン編集部 ジャニーズKing&Prince SMAPファンよりティアラのほうがショック度合いは「大きい」と考えるワケ 岩橋玄樹を含めた6人グループとしてデビューしたKing&Prince(写真:サイゾーウーマン) また、キンプリは故・ジャニー喜多川氏が最後にデビューさせたグループ。長年ジャニーズを応援してきた人にとっては、「ジャニーさんからの“最後の贈り物”のような存在であり、深い愛着があったと思う」と杉山氏。 「加えてキンプリは、デビュー組としての活動歴が浅く、ティアラは『これからも私たちを楽しませてくれるはず』と強い期待感を持っていたはず。そんな5人体制のキンプリを突如『喪失』し、しかももう取り戻せないとあって、ティアラは計り知れない心理的ショックを受けたことでしょう。人間が耐えられる痛みの許容量を超えていたのではないかと思います」 キンプリ分裂劇は、16年に勃発したSMAP解散騒動とよく並べて語られるが、ファンのショック度合いとしては、SMAPファンよりティアラのほうが大きいのではないかと杉山氏は言う。 「SMAPは当時デビュー25周年、以前から解散説もささやかれていました。ファンの中には、自分なりの“SMAPという物語”の終わらせ方を、心の中で準備していた人もいたのではないでしょうか。当然、解散に強いショックを受けた人もいましたが、エンディングに向けた準備ができている人を“モデル”にして、自分の心に折り合いをつけることができたわけです。 しかし、キンプリの場合は、本当に突然の脱退・退所発表でしたから、“キンプリという物語”の終わらせ方を準備していた人はいなかったはず。水面下で、自分たちにとって不都合なことが目論まれていたとあって、『パラノイア感』(極度の不安や恐怖を抱き、他者に対して強い猜疑心を抱くこと)を煽られた人たちも多かったと思います」 次のページ “暴走ティアラ”は、心の傷を緩和させるために犯人捜しをしている 前のページ1234次のページ 楽天 【先着特典】Life goes on / We are young (初回盤A+初回盤B+通常盤セット)(フォトカード+A4クリアポスター+スマホハンドストラップ) 関連記事 Hey!Say!JUMP・山田涼介は「コップの水があふれた」――臨床心理士が語るアイドルの葛藤「ニノに裏切られた」嵐・二宮和也と伊藤綾子に失望……苦しむファンに、臨床心理士が助言嵐・大野智の過激ファンが「ネットで暴走するワケ」――臨床心理士が「アンリー」を解説関ジャニ∞・大倉忠義も警告……ヤラカシが「嫌がらせ行為するワケ」を臨床心理士が解説“関ジャニ∞・渋谷すばる退所”に絶望するエイターへ――臨床心理士が「心の回復法」を助言